カテゴリー「修理(ステアリング系)」の48件の記事

2020年9月 8日 (火)

RSV4 ドライブチェーン交換!

宇都宮から<マコちゃん>登場で「車検」の依頼でした。

’13年に販売した「RSV4 R APRC ABS」ですが、月日が経つのは早いもので、このバイクも今回で3回目の「車検」となりました。
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平時であれば、年に3~4回は来店してくれる<マコちゃん>でしたが、1年前の12ヶ月「点検」が最後で、今年は今回が初めての来店でした。

今回の「車検」では、通常行う油脂類の交換以外に、「ブレーキパッド」や「ドライブチェーン」などの消耗部品も交換となりました。

「ブレーキパッド」は、新車時の純正品が約1万キロで交換だったのに対して、社外「RK」製の「MEGA ALLOY X」では、2万8千キロ近く持ちました。
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なので今回も前回と同じ「ブレーキパッド」で交換させて頂きました。
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弛みが大きくなってきた「ドライブチェーン」は、新車から7年経って走行距離も3万8千キロを超えましたので、ここらで交換させて頂く事になりました。
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「ドライブチェーン」も「RK」製で、レーシングスペックの「X-XW」で交換し、前後の「スプロケット」も社外「X.A.M」製の「PREMIUM」で交換しました。
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「点火プラグ」は前回の交換から未だ1万5千キロで、指定の2万キロには少し早いのですが、時々エンストの症状を訴えられていたので、念のため交換させて頂きました。
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同様にエンストの改善が出来ればと「スロットルボディ」のバタフライ周辺もクリーニングさせて頂きました。

ブレーキ制動時にステムヘッドの付近より「カツンッ」と鳴る訴えもあったので、「ステアリングダンパー」も外して「ホイール」、「フォーク」、「ステム」の全てを点検しましたが、特に弛みやガタも無く作動もスムーズなので、念のためステムナットの締付調整だけしておきました。

一時期「メーターパネル」に「サービス警告」が表示されていた事があったようなので、該当する「油圧センサー」の点検をして、最後に「ブレーキ液」と「エンジンオイル」を換えて作業を終了しました。
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まだ課題が残っておりますが、今回も必ず乗り越えてみせますので、ご協力お願い申し上げます。

毎度有り難う御座いました。

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2020年6月16日 (火)

CRFラリー ステムベアリング交換!

「CRF250RALLY」の「ステムベアリング」の打ち換えを行いました。
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一週間前に24ヶ月「点検」を実施した<S原さん>のバイクです。

その「点検」中に発覚した不具合で、「ステアリングステム」の作動(回転)不良が認められました。

車体をジャッキアップして浮かせた状態で、ブレーキやサスペンションの点検を実施中に、「ハンドル」の動きが非常に重く、ゴリゴリ引っ掛かる事が判りました。

これは「ステムベアリング」の油切れ、若しくは損傷と考えられたので、<S原さん>の意向も伺って、今回は潔く「ステムベアリング」の打ち換えを行う事にしました。
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「ステムベアリング」を外したところ、水のたまり易い下側でサビが酷く、「ベアリングレース」は段付磨耗しておりました。
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潔く打ち換えて良かったと思います。

毎度有り難う御座いました。

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2020年3月22日 (日)

KX85ライポジ変更

「KX85-Ⅱ」のライディングポジションを変更しました。

「KX85-Ⅱ」の<#51 Shunくん>は、体重が55~6キロと軽いのに、身長は182~3もあります。

体重に関しては、開幕戦前に前後サスをOHした際、「スプリング」を1段ほど柔らかいものへ換えて対処しておりますが、やはり手足の長い<#51 Shunくん>には、ミニモトのポジションは窮屈のようでした。
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既にシートを加工してハイシート化したり、ステップも10mmほど低い「ワイドフッドペグ」へ換えて、ハンドルもクランプに「バーライズキット」を組み込み、前方に20mmオフセット26mm高くしておりますが、それでもマシンコントロールをする上ではキツそうでした。

そこで今回は、ハンドルのポジションが調整できる「ハンドルバークランプキット」という、社外製パーツへ「トップブリッジ」ごと交換しました。
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これでハンドルの前後位置を5mmピッチで最大8段階調整可能で、4種類のオプション「ロアクランプ」を使用で最大32通りの調整が可能となりました。
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今回はオプション「ロアクランプ」を使用で更に15mmアップにして、ハンドル自体もRENTHAL製の「コンペティションバー」へ交換し更に余裕を持たせました。
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最後にフロントの「アクスルシャフト」を換えました。
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特に理由は無いのですが、たまたま店の片隅にクロモリ製の「アクスルシャフト」転がってたので、重量的には純正と然程変わらないとは思いますが換えてみました。

とっ云う事で急ですが、天気よければ、明日(月)「モトクロスヴィレッジ」へテストに行ってきます。

行ける人いましたら現地集合でお待ちしております。

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2020年3月17日 (火)

CBR400R 車検!

知人の紹介で頼まれた「車検」は、3万キロほど走る’13年式「CBR400R」でした。
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約1年半ほど乗ってなかったようですが、その頃に起こした事故の影響で、バイクのフロントフォークが曲がってしまい、それ切っ掛けで乗らなくなり、「車検」も切れて長く放置されていたようです。

「車検」の依頼で頼まれた仕事でしたが、事故による損傷部の修理の方が大半を占める大仕事となりました。
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オカマで右に転倒した事故だったようですが、実車を預かり点検したところ、フロントフォークは「インナーチューブ」が左右で曲がり、三又(アンダーブラケット)はOKのようでしたが、「ステムベアリング」が逝っちゃってました。
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事故修理としては、「インナーチューブ」の交換に「ステムベアリング」の打ち換えと、フロントの「ブレーキレバー」や右前の「ウインカー」も損傷が酷いので交換となりました。
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もう一つ大きな修理として依頼されていたのが、「メーター」の不具合です。

このバイクは2年半ほど前にネットオークションのような形態で購入されたようですが、実は購入した時から「メーター」の不具合は出ていたようです。

数日で終わる仕事の予定でいましたが、「車検」までには程遠い仕事となりました。

バイクを預かった段階では「メーター」は消灯したまま一切の表示が消えてる状態でした。

どこかで電源が完全に落ちているようで、これと連動して「ポジションランプ」も点かないようなので、配線図を追って調べたところ、フロントの「サブハーネス」で断線している事が分かりました。

「サブハーネス」も新品に交換する事になり、ここから通常の「車検」(24ヶ月点検)の実施となりました。
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こちらの点検ではフロント「タイヤ」がダメなのと、「ヘッドライトバルブ」が諸元不明のLEDバルブへ交換してあったので、どちらも交換させて頂く事になりました。

最後に「点火プラグ」と「エアーフィルター」も新品に交換させて頂きましたが、損耗の状態や汚れ方が酷かったので、どちらも新車から始めての交換のようでした。
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お客様には代車をお貸しして乗って頂き、不便はお掛けしませんでしたが、車検証も紛失して無かったりで、書類上の不備などもあって、今回の仕事はバイクを預かってから1週間も掛かってしまいました。

本日、無事に「CBR400R」の納車となりました。

有り難う御座いました。

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2020年1月24日 (金)

KX85リンク回り整備サスOH

兄ちゃんお下がりの「KX85-Ⅱ」は、<#911 Shunくん>的にはサスが前後共に固いらしく、正規のサグ出しでは特にシッティングジャンプの際にリヤが沈まないようでした。
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一先ずシーズン終わるまではイニシャルを抜いて走ってもらってましたが、ここで一度サス関係を一から見直しする事にしました。

そこで「リヤサス」を8ヶ月振りにOHする事にして、兄ちゃんとは体重差が10キロくらいあるので、この際に1段ほど柔らかい「スプリング」に換えて診る事にしました。
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兄ちゃんの時は社外の固い「スプリング」にしていたので、実際はスタンダードより1段ほど固いバネになります。
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ダンパーは、内部洗浄と部品では「オイルシール」と「バンプラバー」を交換したくらいで、あとは普通に「オイル」交換と「窒素ガス」の封入で無事に作業を終えました。

「リヤサス」をOHするため車体から外した際に、それを動かしてる「リンク」が動いてない事が分かりました。
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恐る恐る「ベアリング」の「スリーブ」を抜いて診ると、泥水に浸かり赤くサビた「ベアリング」が現れました。
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「スイングアーム」と「リヤサス」の「ベアリング」も同様で、サビで動かなくなり「スリーブ」も段付状に腐食してました。
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「ベアリング」の全交換をする事にしましたが、費用を抑えるために10個使われている「ニードルベアリング」のうち、「リヤサス」の1個は生きてるようなので再使用としました。
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「スリーブ」も7本中1本だけは磨いて再使用とし、「オイルシール」も14枚中2枚は再使用としました。
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ヒートガンで周囲を温めながら、ベアリングドライバーを使って、「ニードルベアリング」の打ち換えを行いました。
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グリスは何時も使ってる「BEL-RAY」の耐水グリスが残り少なかったので、新品を調達して新品の「ニードルベアリング」にたっぷり塗って組み上げました。

ここまでやったのでステム側も点検しておくことにしました。
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ステムの作動に問題は無いのですが、やはり泥水に浸かり赤くなってしまい、「ステムベアリング」のレース側が段付状に腐食していたので、こちらも新品に打ち換える事にしました。
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ステムを外した序に「フロントフォーク」側もリヤ側同様「スプリング」を1段ほど柔らかいものへ換えて、「フォークオイル」も1年振りに新品に交換しました。
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「フォークオイル」も何時もの「SPECTRO」で、ブレンドして今までと同じ固さで交換しました。

サスの動きは見違えるほど良くなり、車高も幾分上がったようでした。

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2020年1月22日 (水)

リード125 改善対策!

別件で入庫した「LEAD125」が、リコール<改善対策>の対象でした。
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一昨年の11月に届出のあった改善対策です。

不具合とされる「スロットルケーブル」を良品に交換(改善対策)する作業です。
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無料で出来たので、お客様的には大変満足して頂いたようです。

有り難う御座いました。

また何か御座いましたらご利用ください。

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2018年12月 1日 (土)

スーパーCUBステム交換!

20181201_01カーブなどの旋回時にハンドルが外側に取られると言う訴えで相談がありました。

ちょうど1年前に当店で販売した’18年式「Super Cub 50」です。

1ヶ月前くらい前から酷くなって来たそうですが、その兆候は今年の4月くらいから出始めていたようです。

この様な操安系の不具合は、「タイヤ」の偏磨耗、空気20181201_02圧の問題、「ホイール・ベアリング」や「ステム・ベアリング」の損耗、締付の問題などが原因と考えられます。

さっそくフロントを浮かせて各部を点検しようとしたところ、原因は直ぐに判明いたしました。

軽くハンドル(ステム)を動か(回転)しただけで、あらゆる各角度でカクカク止まってしまう事が分かりました。

20181201_03まるで「ステム・ベアリング」が損耗して、その段付磨耗したレースの山谷をボールが乗り越える際に生じるガタの様でした。

新車から1年で7千キロ弱しか走ってない車両で、「ステム・ベアリング」の損耗も無いだろうと思い、もう少し慎重に点検してみました。

やはりステムが固いだけで、レース~ボール間のガタ(隙間)は出て無いので、恐らく当初からステムの組み付20181201_04けに問題があったような感じでした。

ステムナットの締め過ぎ又はグリス切れ?なのか・・・一先ずメーカーに相談してみたところ、このような症例は過去に一度も無いらしいのですが、ステム(三又)ごと「ステム・ベアリング」一式の交換指示があったので、さっそくお客様に状況説明をした上で、部品の手配をいたしました。

部品の入荷に合わせて数日後お客様にお越し頂き、ステム(三又)交換の作業にかかりました。

作業の際に分かったのですが、「ステム・ベアリング」を締め付けてるステムナットは固いどころか異常にユルユルで、その代わり、その一つ上のナットの締め付けが異常に固く締まっておりました。

単純にステムナットの調整不良が原因だった感じでしたが、指示通りにステム(三又)交換の作業を行いました。
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新品の「ステム・ベアリング」にグリスを封入したあと打ち換え作業を行い、ステム(三又)の組み付け時にはステムナットをベストな状態に調整しながら締め付け、一連の全ての作業を終えました。

お客様には大変危険な思いをさせてしまい、ご迷惑をお掛けいたしました。

これからも宜しくお願い致します。

毎度有り難う御座いました。

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2017年10月 3日 (火)

MT-07車検ステムベアリング打換

「MT-07」の車検を頼まれました。

バイクは新発売当時(’14年式)の「MT-07」で、今回が新車から初めての車検でした。
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当店には初めてのお客様で、少し離れたところにお住まいのようでしたが、初めての車検を当店に任せて頂きました。

1万7千キロ近く走る車両でしたが、「タイヤ」や「ブレーキパッド」は一度交換しているようで、今回は交換の必要は無さそうでした。

それ以外で定期交換を必要とする消耗部品や油脂類の交換は、今まで行って無いようでしたので、先ずは「点火プラグ」と「エアフィルター」を交換させて頂きました。
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油脂類としては前後の「ブレーキ液」と、今回は「エンジンオイル」と「オイルフィルター」も交換させて頂きました。
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整備をして行きながら24ヶ月点検の項目に則り点検を進めて行きました。

点検の結果いくつかの不具合が有りました。

一つは左「ハンドルスイッチ」のディマースイッチのノブが折損しており、ヘッドライトの光軸を上下に切り替え出来ない状態でした。
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これは直せないので「ハンドルスイッチ」ごと新品に交換させて頂きました。
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もう一つはステムにガタが発生しておりました

特に締め付けに問題は無さそうでしたが、ステムの回転にゴリゴリ感が酷かったので、距離的には少し早いようでしたが、「ステムベアリング」の打ち換えをお勧めしました。

作業に入りフロントホール→フロントフォークと外し、上下のアッパー、アンダー・ブラケットを抜いて、メイン・フレームのヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されている問題の「ステムベアリング」抜いてみました。
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ボールレースは予想通り段付の磨耗痕が入っておりました。
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この摩耗して落ち込んだレースの谷をベアリングが乗り越えて行く時に、ステアリングがスムーズに動かずゴリゴリ感が発生して、時としてカックンとステアリングが止まっちゃったりするんですネ!

この後ステムとヘッド・パイプに新品の「ステムベアリングを圧入して、取り外しの逆順に組み上げ完了いたしました。

有り難う御座いました。

また何か御座いましたらご利用下さい。

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2016年7月 3日 (日)

GSX-R1000ステムベアリング打換

早いもので<マル2さん>の「GSX-R1000」も、2007年に乗り出して頂いてから早や9年が経ち、今回で4回目の車検となりました。

9年経って距離も6万3千キロくらい走りましたが、<マル2さん>のバイクも今までキチン20160703_01とメンテナンスさせて頂いておりますので、見た目もコンデションも未だ新車のような状態を維持されております。

今回の車検でも大きな不具合は見受けられませんでしたが、強いて云えば一点だけステムの動きが今一でした。

ご本人的には自覚症状はないようですが、明らかに動きに引っ掛かりが出ているようなので、今回はステムのベアリングを打ち換える事といたしました。

作業前に改めて正確な状態を確認しておくために、フロントフォークからステアリングの抵抗となるステアリングダンパーを外して、もう一度ステムの動きを診てみました。

20160703_02_2ダンパーが装着されてるタイプは判り難いのですが、こうしてダンパーを外してみるとステム単体の動きを正確に感じ取る事ができます。

状態は想定以上にベアリングが蝕まれているようで、ステムを回すとゴリゴリと凄い状態となっておりました。

本作業に入り、フロントホール→フロントフォークと外し、上下のアッパー、アンダー・ブラケットを抜いて、メイン・フレームのヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されている問題のベアリング抜いてみました。

すると油っ気の抜けたリテーナー・タイプのベアリングが現れ、相手側のボールレースには予想通り酷い段付の磨耗痕が入っておりました。
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この摩耗して落ち込んだレースの谷をベアリングが乗り越えて行く時に、ステアリングがスムーズに動かずゴリゴリ感が発生して、時としてカックンとステアリングが止まっちゃったりするんですネ!
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上下とも新品のベアリングに交換しますが、今回は特別に普段モトクロッサーやレーサー20160703_07_2にしか使っていない、アメリカ製の高性能耐水グリスを使用して、リテーナーの隙間など隅々にグリスを封入し、念入りにベアリングの潤滑を行いました。

この後ヘッド・パイプにベアリングを圧入して、取り外しの逆順に組み上げ完了ですが、途中一緒に出来る作業としてフロントフォークのインナーチューブやブレーキキャリパーのピストン回りも綺麗に磨いて給油して組み上げました。

20160703_08_2この辺は汚れや錆びが出ちゃうとシールを痛めてオイル漏れや作動不良を起こしますので、特にインナーチューブに関してはダストシールを外して洗浄した後、オイルシールの延命処置として「フッ素系乾性粉末潤滑剤」を塗布して組み上げました。

つづく・・・・

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2016年2月 2日 (火)

MAJESTYステムベアリング交換

「マジェスティ」にお乗りのお客様から、ステムベアリングの打ち換えを頼まれました。

20160202_04もう10年以上前からお越し頂いてるお客様のバイクで、走行距離も4万5千キロを突破した2003年式の「マジェスティ」です。

既に1年ほど前に来店された際には症状が出ており、早目の打ち換えをお勧めしておりました。

あれから大分経ち5千キロ以上走って、ついにステムはバキバキになり完全に機能を失って、もはや真っ直ぐ走る事もままならない20160202_01状況になって観念したようで、今回のステムベアリング打ち換えの依頼となりました。

作業前に改めて確認したところ以前より更に酷い状態で、ステムがスムーズに動かず数ヶ所でハマり込んだ様に引っかかり止まってしまいます。

20160202_02ハンドルと連動して動くステム・シャフト(回転軸)は、メイン・フレームのヘッド・パイプ内に挿通され、ヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されたベアリングで支持されてますが、このベアリングは一定の期間を経過すると、グリス切れ(潤滑不良)などにより磨耗や腐食を起こし今回の様な不具合として現れます。

ステムを外してビックリ!ベアリングは全く油っ気が無くなり、真っ赤々に腐食してました。
これなら納得!久し振りに見る酷い状態です。

20160202_03この後ステムとフレームに圧入された古いベアリングを抜き取り、古いベアリングが抜けたところで新しいベアリングにグリスを念入りに封入後、フレームとステムに圧入し直しステムを組上げました。

今回のお客様も当初は当店に指摘されるまで、この不具合に対しての自覚症状は有りませんでしたが、永く同じバイクに乗っている方などは徐々に蝕まれていった症状に、なかなか気が付かなかったり、中古車でバイクをお乗りの方などは、「これが正常」と思い込んで乗っている方も多く、今回の様に当店で点検を行った際に発見されるお客様も多く見受けられます。

中には不具合を指摘されるまで低速走行でバランスが取れずふら付いたり、カーブが上手く曲がれずつまずきそうになるのは、自分がバイクに乗るのが下手だからと思ってる方も非常に多く、せっかくお乗りの自慢のバイクの性能を引き出すどころか味わう事もできず、そのバイクをそのまま評価している方も多くいるようです。

ステアリング・ステム(舵取装置)は、バイクの最も重要な基本性能を担った部品ですので、皆さんも定期的な点検、メンテナンスを是非お勧めいたします。

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