« CYGNUS オイル漏れ! | トップページ | Z1-125 発電不良! »

2020年11月 5日 (木)

アドレスV100 ベルト切れ!

バイクが走行中に止まって動かないとの連絡が入りました。

既にバイクは故障した現場から自宅までは運んで来ているようで、連絡の翌日にバイクを押して来店されました。

詳しく聞くと、急に推進力を失い、エンジンは掛かっているものの、アクセルを開けても後輪が駆動しないと言う事でした。

ご本人的にも「ベルト切れ」を疑っているようで修理を頼まれました。

バイクは’00年式の「AddressV100」で、走行距離は4万3千キロを超えておりました。
20201105_01
5年くらい前から2~3度来た事のあるお客様ですが、今回のように故障した時にだけ来るので、今までも来店の度には「ドライブベルト」は早目の交換を勧めておりましたが、やはり切れてしまったようです。
20201105_02
概ね「ベルト切れ」に間違い無さそうですが、この「ドライブベルト」を取寄せる前に、エンジンカバーを開けて他に不具合が無いのか調べてみました。
20201105_03
やはり「ドライブベルト」は破断し「ドリブンプーリー」に固く絡み付いておりました。
20201105_0420201105_05
前後のプーリを外して調べてみたところ、ドライブ側では「ウエイトローラー」が段付磨耗した上に、金属のウエイト部まで削れておりました。
20201105_06
20201105_0720201105_08
なので更に調べたところ「ドライブプレート」の損耗も激しく、「ドライブカバー」の一部も破損しておりました。
20201105_09
20201105_1020201105_11
20201105_12
20201105_1320201105_14

ドリブン側は更に酷い状態で、「クラッチ」の土台となる「ドリブンプレート」の作動軸が激しく磨耗し、何時しか「スナップリング」も吹っ飛んで軸穴が大きく広がっちゃっておりました。
20201105_15
20201105_1620201105_17
「AddressV100」の「クラッチ」は単品で販売してないので、「クラッチ」丸ごとのASSY交換になるのと、破断した「ドライブベルト」に「ウエイトローラー」、「スライドピース」、「ドライブプレート」と「ドライブカバー」の交換となりました。
20201105_1820201105_20
エンジンカバーが開いてる序に「ミッションオイル」の交換もやらせて頂き、全ての作業を終えました。
20201105_19
毎度有り難う御座いました。

「ドライブベルト」はゴム部品の性質上、距離だけでなく時間の経過でも劣化が進み、今回のように最後には必ず切れてしまいます。

また「ドライブベルト」は「タイヤ」みたいに溝が減ってきたので気をつけて乗ろうとかは出来ませんし、切れてしまうとパンク修理みたいに応急修理はできないので、今回のように出先で「ドライブベルト」が切れて走行不能の立ち往生は大変困ると思います。

今回のお客様は、故障した現場から直線距離で12~3キロの道程を、2日間もかけてバイクを押して来たようですが、もっと遠くで止まってJAFなどのロードサービスを呼んだ場合には、それなりに高い料金が掛かりますし、切れたベルトがプーリーに巻き付き、ロックして急ブレーキが掛かり転倒などの事故に繋がる事もあり大変危険です。

スクーターにお乗りの方は切れる前の予防整備として、必ず定期的(2万キロ又は4年毎)な「ドライブベルト」の交換をお勧めいたします。

心当たりの方!早めに交換してくださいネ!

|

« CYGNUS オイル漏れ! | トップページ | Z1-125 発電不良! »

修理(駆動系/タイヤ・チェーン)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« CYGNUS オイル漏れ! | トップページ | Z1-125 発電不良! »