« GSX-R1000ブレーキOH | トップページ | アドレスV125タイヤ交換3連発! »

2020年8月 4日 (火)

ライブDIOエンジン始動不能!

エンスト後再始動不能の訴えで修理の依頼でした。

走行中にエンジンが止まり、その直近のバイク屋さんに駆け込み修理依頼をされたそうですが、キックスターターが軽いのでエンジン圧縮が無いとの判断で、修理不能の告知を受けたようです。

直ぐ近所にお住まいの方でしたが、当店には初めてのお客様で、最近知人から譲り受けたと言う車両は、’97年式の「Live DIO ZX」でした。
20200804_01
20年以上も前の古い原チャリに、お金を掛けて直す価値が有るのかどうか?お客様とも協議を重ね予算を決めてから診断作業に入りました。

一先ず火が飛んでいるのかを調べながら、エンジン圧縮を調べてみました。

エンジン圧縮は、基準「10.5kg/cm2」に対しして「10.0kg/cm2」の測定結果で、「点火プラグ」も元気にスパークしておりました。

エンジンの動く3大要素のうち良い火花、良い圧縮の条件は整っているので、あとは良い混合気だけなので燃料系統を調べて行きました。

先ず「キャブレター」のドレンを排出して、燃料の出方や燃料中の異物などが無いかを見てみました。

「キャブレター」まで燃料は来ているようでしたが、排出された燃料にはゴミがたくさん混ざってました。

次に「エアークリーナーボックス」を開けて調べたところ、「エアーエレメント」の奥にある「エアーフィルター」が跡形も無く粉砕している事が分かりました。
20200804_03
粉々になった「エアーフィルター」のスポンジを「キャブレター」で吸い込んでいる事には間違いないので、「キャブレター」から「エアークリーナーボックス」を外してみました。
20200804_0220200804_04
すると「キャブレター」の吸い込み口には、想定以上に大量の粉が堆積している事が分かりました。
20200804_0520200804_06
一旦ハケで見えてる粉だけを注意深く取り除いてからエンジン始動を試みましたがダメでした。

結局「キャブレター」の分解清掃を行う事になりました。

分解した感じチャンバー底はけっこう汚れておりましたが、空気や燃料の通る通路には、それほど大きなゴミの詰まった形跡はありませんでした。
20200804_07
「キャブレター」の分解清掃を終えてから、今一度エンジン始動を試みましたが、これでも全然エンジンの始動する気配がありませんでした。

シリンダー燃焼室側の二次圧縮は十分有るようなので、もしかしてクランクケース側一次圧縮が抜けてるかも知れないと考え、エンジンカバーを外し左右のクランクシールの抜けを調べてみました。

クランクシールに問題は無さそうなので、最後に残る原因としてのは「リードバルブ」くらいしか無いので、「キャブレター」のクランクケース側に付いてる「リードバルブ」を外してみました。

すると案の定ですが、「リードバルブ」にスポンジのカスが噛み込み閉じないようになっておりました。
20200804_0820200804_09
クランクケース内や恐らくシリンダー内にもゴミが入り込んでいるようでしたが、ここは見える範囲内で掃除をして、肝心の「リードバルブ」だけは丁寧に掃除して組み戻し、見事にエンジン一発始動できるようになりました。
20200804_10
20200804_11
「点火プラグ」と「エアーエレメント」に「エアーフィルター」の3点の部品を交換して修理を終えました。

有難う御座いました。

|

« GSX-R1000ブレーキOH | トップページ | アドレスV125タイヤ交換3連発! »

修理(カスタム・加工・特殊)」カテゴリの記事

修理(燃料系)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« GSX-R1000ブレーキOH | トップページ | アドレスV125タイヤ交換3連発! »