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2020年5月10日 (日)

Gpz750エンジンOH!

「Gpz750」エンジンOH(オーバーホール)の続きです。

エンジンの腰上まで分解が終わったので、「コンロッド」から「ピストン」を外し、「シリンダーヘッド」からは「バルブ」を取り外しました。
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お客様の過去の資料から、このエンジンは一度17年ほど前に腰上をOHをしている事が分かりました。

その際には「バルブガイド」を打ち換えたり、「シリンダー」もボーリングして、0.5mmオーバーサイズの「ピストン」が入っている事も分かりました。

ここまでの段階で、エンジンの状態をお客様にも視に来てもらいました。

17年前のOH後は2万8千キロ程度しか走ってないようでしたので、今回は「ピストン」及び「ピストンリング」は換えない方向となりました。

ただし「ピストン」のヘッド部や「シリンダーヘッド」のカーボン堆積が酷かったので、こちらは綺麗に掃除してからエンジンの組み立てをする事になりました。

ここからが作業の中で最も時間のかかる掃除の工程に入りました。

前回のOHからは走行した距離は少ないですが、17年も経過したエンジンなので、「ガスケット」は物凄く固く張り付いており、カチカチに固まったカーボンが大量にこびり付いておりました。

先ずは「シリンダー」のベースと「パルシングカバー」に固着した「ガスケット」を剥がしました。
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数種類の「スクレーパー」を使用して、剥離困難な焼付いた「ガスケット」に関しては専用の剥離剤を使用して剥がしました。

こうやって「クランクケース」側の「シリンダー」合せ面や「パルシングカバー」合せ面、「シリンダー」と「シリンダーヘッド」の両合せ面に残った「ガスケット」のカスも落し、「シリンダーヘッド」や「ヘッドカバー」に残った「ガスケット」や「液体パッキン」のカスも落しました。
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「ガスケット」類が剥がれたところで、上記パーツの各合せ面を「オイルストーン」で磨いて仕上げました。

別の事もしながらでしたが、ここまでの作業で丸一日かかりました。
「ガスケット」類が剥がせたので、エンジン燃焼室回りに付着した炭状のカーボンを除去して行きました。
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「シリンダー」内壁の燃焼室付近にこびり付いたカーボンを落しながら、サンドペーパーなどを使い内面のキズも出来る限り修正しました。
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「ピストン」ヘッドに頑固に焼付いたカーボンを除去しました。
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「ピストンピン」も換えずに再使用なので、ピカピカにポリッシュしておきました。

「シリンダーヘッド」は、吸排気8本分の「バルブガイド」内も掃除し、同じく合計8本の「バルブ」のカーボンを除去しました。
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大きなカーボンは数種類の「スクレーパー」で落し、細部はワイヤーブラシなどで落としました。

吸排気ポートなどの複雑な部分はドリルなどの「回転工具」を利用して掃除し、アルミの鋳肌に浸み込んだ汚れは、洗浄剤を使用して落としました。

他の仕事もしながらでしたが、この掃除の行程だけで3日間ほど費やし、一先ずエンジンの大掃除を終えました。

つづく

 

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