ズーマーX リコール!
’14年式「ZOOMER-X」に乗る方で、当店には始めてのお客様でした。
「エンシンオイル」の交換を頼まれましたが、近所にお住まいのようだったので、軽くサービスでバイクを点検してあげました。
するとフロントの「ブレーキスイッチ」が壊れているようで、「ブレーキランプ」が点いてない事が分かりました。
追加で「ブレーキスイッチ」の交換も頼まれましたが、在庫がないので部品の注文となりました。
部品発注のためメーカーと繋がってるPCから車体番号を入力したところ、このバイク’15年届出の「リコール」(改善対策)が未実施である事が分かりました。
「リコール」の内容は「燃料タンクのフューエルトレイ」の形状が不適切だったらしく、「洗車」によってフューエルリッドとフロアの隙間から入った水が「フューエルトレイ」に溜まると「燃料タンク」に浸入する事があり、「燃料ポンプ」が水を吸い込むとエンジン不調の恐れと、浸入した水の影響により「燃料タンク」底部が錆び、そのままの状態で使用を続けると錆が進行し、最悪の場合、燃料が漏れる恐れがある。」と言うものです。
更に追加で「リコール」も実施させて頂く事になりました。
「改善対策」として「フューエルトレイ」を対策品に交換するとともに、「燃料タンク、燃料ポンプ、インジェクター、燃料ホース」を新品に交換して完了の筈が、届いた補修部品の「燃料タンク」取付穴の精度が悪く、固定用のボルトが通りませんでした。
こんな異常報告を打ち上げてもバイク屋さんにメリットないので、穴が少し小さかっただけだし、今回もヤスリで削って無言で対処しました。
メーカーでは知られてない現場の仕事です。・・・
新車から6年で走行2万2千キロの「ZOOMER-X」でしたが、直ぐに「改善対策」を実施してなかったので、既に「燃料タンク」の中に大量の水が入り、サビサビでタンク底には小さな穴が開いておりました。
恐らく既に燃料漏れを起こしていたんじゃないかと思いますが、時と場合によっては危うく火事になってたかも知れません。
お客様的には、パーツ一式を無料で交換できて、バイクも調子良くなり大変満足して頂いたようです。
また何か御座いましたらご利用ください。
有り難う御座いました。
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