« R1-Z フロントフォークOH | トップページ | Gpz750オイル漏れ! »

2020年4月28日 (火)

TZR250SPR キャブOH3回目!

「TZR250SPR」のエンジン不調の訴えで、修理を頼まれました。
20200428_01
うちで「TZR250SPR」と言えば<ウミ坊主様>の2号車です。

今回は走行中にカーブの立ち上がりでエンジン不調に陥ったようです。

右エンジンが失火しているようでしたが、片肺状態のまま何とか自宅まで戻って来たそうです。

申告通りに右エンジンが爆発してないようなので「点火プラグ」を外して診たところ、左右共にカブリ気味でしたが、特に右側はびっしょり濡れてる状態でスパークしませんでした。
20200428_0220200428_03
「キャブレター」のドレンを排出してみましたが、そこからは水やゴミなどの異物は出て来ませんでした。
20200428_17
「キャブレター」を外して油面を測ってみましたが、正常な値を示しておりました。
20200428_0420200428_05
分解して内部を診たところ、ジェットの詰まりとかは無さそうでしたが、内部は酷く汚れてました。

フロートチャンバー底には相変わらず赤サビが沈殿していたので、「ヒューエルタンク」内の燃料を吸い上げて診たところ、またしても大量のサビが出てきました。
20200428_06
次にフロート高さを測定しようとしたところ、フロートバルブのシート側「Oリング」が劣化しているようで、「キャブレター」本体からスポスポ抜けてしまう事が分かりました。
20200428_07
数年前の長期放置が仇となりタンク内を錆びさせてしまったのが切欠で、未だ後遺症に悩まされている感じです。

あれ以来3度目の「キャブレター」OH(オーバーホール)を行う事になりました。
20200428_0820200428_09
今回は、全体的に燃料が濃そうなので、「M/J」の番手を1段下げる方向とし、「Oリング」の劣化した「フロートバルブセット」も換える事にしました。
20200428_1020200428_11
20200428_1220200428_13
そして汚れの酷い「キャブレター」は、丸一日掛かりで徹底的に掃除しました。
20200428_1420200428_15
念のため右側の「チャンバー」も外して診たところ、大量の生ガスが流れ落ちて来ました。
20200428_16
この「チャンバー」と「ヒューエルタンク」内も洗浄して、空キックも30回くらいしてクランクケース内も掃気してあげてから、エンジン始動を試みました。

エンジンは無事に一発始動でアイドリングも安定しているようで、テスト走行的にも上までスムーズに回る事が確認できました。

今回は他の仕事とも重なり、バイクをお預かりしてから修理に1ヶ月ほど掛かってしまいました。

今後しばらくの間は、週一くらいで「点火プラグ」の焼けなどのチェックに通って頂き、一先ず様子診で経過観察する事になりました。

毎度有り難う御座いました。

|

« R1-Z フロントフォークOH | トップページ | Gpz750オイル漏れ! »

修理(電装系)」カテゴリの記事

修理(カスタム・加工・特殊)」カテゴリの記事

修理(燃料系)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« R1-Z フロントフォークOH | トップページ | Gpz750オイル漏れ! »