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2019年10月 2日 (水)

TZR250SPR サイレンサーリペア!

<ウミ坊主様>の「TZR250SPR」再々入院でした。
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事の始まりは去年の5月頃からです。

その前の3年間くらい乗らずに放置していた時期があり、「燃料タンク」内に水が溜まって中が酷くサビてしまいました。

これが原因で調子を崩しておりましたが、最終的には「燃料フィルタ」を追加するなどの対策を幾度か講じて、あれから約8ヶ月、約千2百キロくらいは正常に走りましたが、また同様の症状が出始めているようです。

同じくエンジンが片肺のようでしたが、今回は今までの右側エンジンではなく、左側エンジンばかりが続けてカブっているようでした。

根本原因を探るべく、エンジンの「圧縮圧力」(二次圧縮)を測定してみましたが、左右とも均等に、しかも基準値の上の方で正常値を示しておりました。

左側エンジンのゼネレーターカバーを外して、ローターやゼネレーターを取外し、「クランクシール」の点検をしてみましたが、オイルの滲みなどは無く乾いた状態で、圧縮抜けしている兆候は有りませんでした。
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然しながら新車から24年は経過する2ストエンジンなので、クランクの「センターシール」(一次圧縮)が抜けてる可能性も否めませんが、二次圧縮的には元気な値がでているので、この可能性は一先ず忘れて先に進める事にしました。
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この序にビショビショにカブった「点火プラグ」は新品に交換しました。

今まで幾度となく、この状態を掃除してカーボンを取り除き焼いて再使用してきた「点火プラグ」なので、案外そんな単純な事が原因とも考えられるので、今回は潔く交換しました。

次に「キャブレター」を分解・清掃しながら細かく点検して行きました。

「フロートチャンバー」の底には多少の汚れはあったものの、影響を与える程のものでは無く、ジェット類の詰まりなどは有りませんでした。
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やはり油面の点検をしたところ少し高いようでしたので、「フロート」の高さを測定したところ、右側だけが基準を逸れて低い状態でした。

基準値内で最も油面が低くなる位置に調整し直し、左右の「フロート」をバランスさせました。
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一連の作業で「フューエルホース」が酷く劣化している事が分かったのですが、純正部品では既に廃盤だったので、適合するHondaのバルクチューブで対応いたしました。

最後に「オイルポンプ」開度の調整状態なども点検して一先ず終わりとしました。

別件で以前頼まれてリペアの終わってる「マフラーサイレンサー」の取付を行いました。
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排気音が大きくなって来たのでやる事になったリペアですが、実は、このリペア作業が今回の仕事の中で一番手古摺りました。
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作業は単純でグラスウールを新品に交換するだけなのですが、その交換前に、長年に渡り内部に堆積したカーボン(煤)を取り除く作業が大変で、単に荒い油に付けてブラシで簡単に落とせるような汚れでは有りませんでした。
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作戦としては、原材料に「水酸化ナトリウム」の割合が少しでも多い洗浄剤をホームセンターで買って来て、二日付け置きしたあとに針金などを使ってパイプのパンチングの穴も一つ一つをほじくってカーボンを取り除き、最後に「花咲かG」に一日付け置きしたあと水で流してお掃除は終了しました。
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グラスウールの交換を終えた「マフラーサイレンサー」を取付て今回の全ての作業を終えました。
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バイク出来上がり乗って帰った<ウミ坊主様>からは、その後エンジン絶好調の連絡を頂きました。
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毎度有り難う御座いました。

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