« PCX150ABS納車! | トップページ | KUMAMON × CROSS CUBグッズ発売 »

2019年7月 4日 (木)

フリーウエイ 加速不良?

お店に出勤すると、店頭にお客様が一人立っており、傍らに見慣れぬ横浜ナンバーの「FREEWAY」が置いてありました。

昨晩の事らしいのですが、橋の向こうでバイクが故障したらしく、一夜明けてらバイクを押して来て、店が開くのを待っていたようです。

横須賀から都内に来た帰り道だったそうですが、走行中にエンジンの吹き上がりが悪くなり、これ以上は走行不能と判断して当店まで修理を頼みに来たようです。

バイクは30年も前の超古い1989年式「FREEWAY」で、6年ほど前に中古車で購入した車両のようです。
20190704_01
1回5キロ程度の距離を月2~3回使用するだけで、普段から殆ど乗ってないようでした。

古いバイクなうえ、過去に行った修理や整備歴が全く分からないので、こう云う車両の故障診断は、何処から手を付けて行って良いやら何時も困ります。

なので少しで多くの情報が欲しいので、もう少し状況を詳しく伺ったところ、この症状は2~3ヶ月前から出ていたようで、当初は加速不良になってもエンストにまで至らず、路肩に暫く止めていれば回復していたようですが、その症状も徐々に悪化して来て、今回はどうにも成らなくなったようです。

買ってからは3千キロくらいし乗ってないようですが、その間もバイクの点検や整備は何もやってないようなので、一から一つずつ点検&診断をして行きました。

「点火プラグ」の点検と「エンジン圧縮圧力」の測定をしましたが、問題ありませんでした。

「エンジンオイル」や「冷却液」の量は少し多いくらいでしたが、不具合に繫がる程ではありませんでした。

「エアフィルター」は汚れが酷かったので要交換ですが、今回の症状に繋がるものではありませんでした。

「キャブレター」や「フューエルタンク」の燃料を抜き取って診ましたが、こちらも水やゴミなど不具合に繫がる程の目立つものの混入は見受けられませんでした。

念の為「キャブレター」は点検しながら分解清掃して組み戻し、「二次エア吸込」などの点検もしましたが問題ありませんでした。
20190704_02 20190704_03
ここまでの段階で燃料系に問題は無さそうなので、一旦ここで頭を切り替えて電装系(点火系)を診て行く事にしました。

いろいろ試しているうちに分かって来たのですが、この症状はエンジンが冷えてる時には殆ど発症せず、どうも熱くなってきた時に頻繁に発症するようなので、「CDI」や「IGコイル」、「プラグキャップ」などの点火系を一つずつ点検&診断して行きました。

電装部品は壊れてくると温度で不安定になるので、正常な検査が出来てるか今一ですが、一通り点火系電装部品を調べましたが決定打は見つけられませんでした。

ドツボにハマり掛けた頃、試しに別車両の「プラグキャップ」に付け替えてみたところ、エンジンは冷えてる時から暖機が進んだあとも症状が出なくなりました。

「プラグキャップ」に霧吹きで水を掛けてもリークしている兆候はありませんでしたが、明らかに「プラグキャップ」を換えた途端に治っちゃっているようで、その後の試乗テストでも一切の不具合は出なくなりました。

「プラグキャップ」もしくは「プラグコード」の接続部周辺に不具合がありそうでしたが、そうこうしているうちに元々の「プラグキャップ」に戻しても症状が全く出なくなってしまいました。

どんなにエンジンを暖めても長時間の試乗テストでもピタリと不具合が出なくなりました。

何の部品も交換しないままエンジンは安定しているようなので、ここまでの状況をお客様に説明したところ、一先ずバイクを持って帰りたいとの要望でしたので、点検&診断料だけを頂き、バイクを取りに来て頂きました。

有り難う御座いました。

|

« PCX150ABS納車! | トップページ | KUMAMON × CROSS CUBグッズ発売 »

修理(電装系)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« PCX150ABS納車! | トップページ | KUMAMON × CROSS CUBグッズ発売 »