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2018年3月14日 (水)

バリオス マフラースタッド折損!

「BALIUS」にお乗りと言うお客様から問い合わせがあり、修理をして欲しいと頼まれました。

近所にお住まいのようでしたが、当店には初めての方で、バイクは’95年式の古い「BALIUS」 (ZR250-A5)でした。

20180314_01中古で社外の「マフラー」を入手したらしく、その「マフラー」をご自身で交換しようとして、「シリンダーヘッド」から出ている「スタッドボルト」を折ってしまったようです。

8本出ている「スタッドボルト」のうち、辛うじて正常に回った「ナット」は3本だけで、4本は「ナット」ごと「スタッドボルト」が抜けてしまい、残り1本は「ナット」が回らずポッキリ折れてしまったようです。

当初は自分で何とかしようとしたらしく、残った「スタッドボルト」を緩めようと、恐らくはプライヤーとかを噛ませて回したようです。

お客様も焦ってかなり足掻いたようですが、結果的に生き残った「スタッドボルト」も細くなるまでネジ山が潰れ、挙句は曲がってしまいダメになっておりました。
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この状態から「シリンダーヘッド」に残った4本の「スタッドボルト」を抜き取るのが、今回の当店に依頼された仕事です。
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4本の「スタッドボルト」のうち1本だけは、それほど難しくなくリムーバー(特殊工具)を使って抜く事が出来ましたが、他の3本は酷く腐食したうえに焼き付いているようで、潤滑したり温めてみたりもしましたが全く微動だにしませんでした。
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そのままの状態で持って来てくれれば、もう少し何とかなったようにも思いますが、こうなると「スタッドボルト」を削って穿り取るしか有りません。
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簡単に削ると言っても場所的に難しく、しかも細い「スタッドボルト」をフリーハンドで削るのは至難の業で、一歩間違えば「シリンダーヘッド」を壊してしまう危険性があるため、ここは大事をとって潔く「シリンダーヘッド」を外して、機械にかけて穿る事にしました。
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エンジンは降ろさず車載状態で「シリンダーヘッド」だけを取り外し、機械に固定する際に壊れをうな「バルブ」や「バルブリフター」を外してから、切削作業中に出た切子などが変なところに入らないように養生して作業を行いました。
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無事に3本の「スタッドボルト」は削り取れましたが、やはり「シリンダーヘッド」側の雌ネジは傷んでいたので、念のため「ヘリサート」加工を施し完成しました。
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「スタッドボルト」と「ナット」は全て新品に取り換え、持ち込まれた社外の「マフラー」も無事に装着でき全ての作業を終えました。

また何かあればご相談ください。

有り難う御座いました。

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