ベンリー エンジン始動不能
’12年式「BENLY PRO」です。
信号停車時にエンストし再始動不能の連絡があり、現場まで車両を引き取って来ました。
当店で約6年前に販売した車両で、走行距離は7千キロ程度しか走っておりませんでした。
1年程前にも類似した症状が出て来店頂いた事が有りましたが、その時は直ぐに再始動出来たようで、エンジン圧縮も正常値だったので、バイクの使用方の注意点と燃料添加剤(洗浄剤)の注入をお勧めして、様子を見て頂いておりました。
このモデルは加速中にスロットル開閉を頻繁に行うと燃焼状態が悪化し、カーボンがバルブシートに噛み込み、圧縮圧力不足となり始動不良となる事が有ります。
やはり今回はエンジン圧縮が3.6Kしか無く、いろいろ試してみましたが、何をやっても圧縮が上がらず、エンジンは全く始動出来ませんでした。→
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この場合エンジンを分解して内部を掃除し、堆積したカーボンを取り除く必要が有りますが、今回はインレットバルブをエキゾーストバルブと同様のダブルスプリングに変更して、カーボンの噛み込みを緩和する対策キットが出ていたので、そちらに交換する事となりました。→
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吸排気「バルブ」に「バルブスプリング」や「カムシャフト」を含む「シリンダーヘッド」ごとを交換するキットです。→
「ピストン」だけはキットに入って来なかったので、綺麗に磨いて再使用しました。→
指定の値にバルブクリアランスを調整して出来上がりです。
この後、PGM-FIユニット(ECU)のプログラムアップデート(書き換え)を行い完了となります。
続く・・・・
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