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2017年6月 3日 (土)

R1-Zエンジン始動不能

20170603_01「R1-Z」にお乗りと云うお客様から、エンジンが始動不能の訴えで修理の依頼がありました。

この時は他の仕事で一杯だったので、改めて予約を入れてもらい、後日お越し頂く事になりました。

最近では「R1-Z」も珍しいバイクなので直ぐに思い出したのですが、この方も約8年くらい前に1度お越しを頂いた事のあるお客様でした。
20170603_06
それから一週間後、予定通りバイクを押して持って来られましたが、今回も8年前と同様に長期間放置してしまったようです。

完全に乗らなかったのは1年くらいだそうですが、この8年でも走った距離は9百キロ程度のようなので、少なくともキャブ詰まりには間違いなさそうでした。

20170603_07試しに何度かキックスタートを試みたところ、一瞬エンジンに火が入る時もありましたが片肺のようで、全くアイドリングする気配がありませんでした。

エキパイを触っても左が冷たいまま燃えてないようで、そのうち今度は右のキャブがオーバーフローを起こし始めました。

20170603_04なので一旦キャブのドレンを抜いてみたところ、右からはゴミの混ざったガスが出てきましたが、左からはかなり詰まっているようで何も出てきませんでした。

キャブ詰まりが決定的となったので、分解・清掃を行いました。

分解したキャブ内部は腐ったガスの残留物とサビなどで、20170603_02もの凄く汚れていました。

思った通り左キャブはフロートチャンバーのドレン穴が残留物で塞がっておりましたが、それ以前にフロートバルブがバルブシートに固着しておりました。

ガスが出てこない訳です。

オーバーフローしている右キャブは、フロートバルブにゴミ20170603_05が噛んでいると云うよりは、バルブシートのOリングの方がダメで、バルブシートがスカスカでした。

今回はキャブ詰まりも然ることながら、キャブ(フロートチャンバー)内の油面を制御しているバルブ系がダメだったので、フロートバルブ&シートをセットで交換しました。

キャブは精密で繊細な部品なので、少しでも汚れが残って
20170603_03_2いると性能が出ません。

他のジェット類など細かい部品も全て取り外し、隅々まで完璧にクリーニングするのに丸一日かけてオーバーホール(分解清掃)を行いました。

エンジン圧縮は正常値だったので、びしょびしょにカブった点火プラグやエアフィルターと、劣化してヒビ割れだらけだったインテークマニホールドやホース類も交換して、無事にエンジンも一発始動するようになりました。

エンジンは元気を取り戻したようなので、最後にパイロットやアイドリングの調整をしながら2連キャブの同調調整を行い、今回の全ての作業を終えました。
20170603_09 20170603_08_2
また何かあればご相談ください。

毎度有り難う御座いました。

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