トゥディRECALLいろいろ
「TODAY」のスピードメーターが動かないらしく修理の依頼がありました。
原因は直ぐに判り、スピードメーターケーブルが切れていましたが、当店には始めてのお客様で2004年式の怪しい「TODAY」だったので、念のため調べたところ、やはり「リコール」に該当しておりました。
平成19年1月届出の「リコール」で、内容は「スピードメーターケーブルに塗布されたグリース成分が不適切だったため、被覆材(PVC)を硬化させることがあり、そのまま使用を続けると被覆材に亀裂が生じ、水が浸入した場合はケーブルが錆びて固着しケーブルの折損又はメーターギヤが欠け、最悪の場合は速度計(スピードメーター)が作動しなくなる恐れがある」と云うものです。
対策品のスピードメーターケーブルに交換して改善措置を
実施しました。
ついでに平成17年2月届出の「改善対策」と、平成17年3月届出の「サービスキャンペーン」にも該当しておりましたので実施しました。
「改善対策」の方は「スロットルケーブルのアジャスター部に装着された防水ブーツの材料に異材が混入したため、使用過程でオゾン劣化により当該ブーツが損傷し雨水等がケーブル内部に浸入するものがあり、そのため浸入した水が低温時に凍結し最悪の場合アクセルが戻らなくなって、エンジンの回転が下がらなくなる恐れがある」と云うものです。
こちらはスロットルケーブル一式を良品と交換する改善対策を実施しました。
「サービスキャンペーン」の方は、「キャブレターに組付けている冷機時の始動・暖機装置(オートバイスタータ)ボディの空気通路寸法が不適切なため、暖機中の空燃比が濃くなるものがあり、そのため、暖機終了直前にアイドリング不安定やエンストを起こすおそれがある。」と云うものです。
こちらもバイスタータボディを良品と交換する改善対策を実施しました。
何れもお客様には負担なし(無料)で修理できたので大変喜んで頂きましたが、10年も前に届出のあった「リコール」関連が未だ行われず、今までバイクを買った販売店やメーカーからも、なんら葉書ひとつ案内が無かったと云うのには驚きました。
今回の様にバイクを購入の際に保証登録すらされず、「リコール」などの案内も届いてないケースを多く見受けます。
保証登録されていないと、危険な状態でバイクに乗り続ける事になりますので、バイクを安く買うのも良いですが、後でもっと高い買い物にならない様に、この点(アフターサビス面)もよく考えてバイク店を選ぶ事をお勧めします。
当店(ファンホイールズ)は、アフターサービス万全ですヨ!
バイクの注文は「FUN WHEELS」で!
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