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2017年2月16日 (木)

GF250オーバーヒート?

若いお客様から「冷却液」の交換を頼まれました。

うちも予約の仕事を順番やっているので、夕方までの出来上がりで良いですかと尋ねたところ、何かお困りのようで急いでいるようでした。

20170216_01事情を伺ったところ群馬からのツーリング途中らしく、向こうを出発して間もなく水温計の針が異常に高く上昇し始め、徐々に信号待ちの停車中などでアイドリングが不安定になり、遂にはエンストを多発するようになってしまったようです。

それで一先ず「冷却液」の交換をしてみようと立ち寄ったようですが、そんな事情で大変お困りのようでしたので、当店には初めて来店の飛び込み客ではありましたが、他の仕事に割り込んで作業をしてあげる事にしました。

バイクは1~2か月前にネットオークションで落札したばかりの30年以上は経っている古い「GF250」でした。

通学で数キロの道程を走る分には問題なかったようですが、長距離を走るのは今回が初めてらしく、当初から問題を抱えているバイクのようでした。

20170216_02早速キャップを外してラジエター内を覗いてみたところ、液量も少なかったですが、それよりも汚れが酷く、本来は緑色の「冷却液」がドス黒く変色しておりました。

この段階で「プレッシャー・キャップ」は壊れているようで、加圧テストの結果は計測不能で完全に抜けておりました。

汚れた「冷却液」を抜いたところ発酵しちゃってるのか?ブクブク泡立ったドロッとした真っ黒なのが出てきました。

恐らく?新車から30数年一度も交換されてなかったようです。

20170216_03この汚れが出てこなくなるまでラジエター内を洗浄してから、新しい「冷却液」を注入し念入りにエア抜も行い完了しましたが、最後に冷却ファンが回りませんでした。

「冷却液」の交換を終え、エンジンを掛けて暫く様子を観察したところ、やはり冷却ファンは壊れているようで回らないようでしたが、水温計の異常な程の上昇は発生しないようなので、「プレッシャー・キャップ」と「冷却ファン」は地元に帰ってから修理してもらう事として、これで一先ず様子をみながら群馬まで帰ってもらう事にしました。

無事に帰れたかナ!?

冷却液について
冷却液には不凍液(エチレングリコール)と防錆剤(リン酸塩系物質)の入った、LLC(ロングライフクーラント)と云うものを使用しています。

エンジンは真水で冷やしている訳では有りませんヨ!

真水は摂氏0度以下になると凍結し始め氷となり、真水が固体化すると体積が膨張してしまうため、ラジエーターやエンジンなどの破裂に繋がります。

このため不凍液を使用して凍結を防止しています。

また、この冷却液の循環する冷却通路には鉄やアルミの金属製品が使われています。

このため防錆剤使用して腐食を防止しています。

更には冷却効率を高める消泡剤(泡立ち防止剤)などが使用されいます。

このLLCも3~5年で劣化して、その効能は失われます。

また、ラジエター含む冷却通路には、錆や溜まった不純物が堆積して行き、ラジエターそのものの冷却効果を奪って行きますので、大事な愛車のエンジンを守る為にも定期的な冷却液の交換が必要になります。

新車で買って今まで一度も交換した事が無い!
中古で買ったバイクだから過去の整備暦が判らない!
など、思い当たる方は早めに交換お願いします。

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