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2016年10月16日 (日)

イナズマ1200エンジン不調

当店には初めて来てくれたお客様から、お乗りのバイク(INAZUMA1200)が調子悪いようで、キャブレターのオーバーホールをして欲しいと頼まれました。

20161021_01伺うと約半年ほどバイクを放置してしまい、それ以降エンジンがパスパスいって調子が悪く、キャブレター左側からは燃料漏れもしているようでした。

キャブレターの分解を前提で預かる事になりましたが、古い(1999年式)バイクですし、燃料漏れもあるようだったので、事前にゴム製シール(Oリング)類だけは交換前提で、部品の取寄せをしておきました。

部品の入荷に合わせて車両を入庫してもらい、さっそく作業にかかりました。

燃料漏れに関しては、やはり左側の#1キャブレターからのようでしたが、過去に滲んだ形跡はあったものの現段階では漏れは無いようでした。
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この段階でキャブレターの油面高さも点検しましたが、オーバーフローの状態でも無さそうでした。

ここで症状を把握するためにエンジンをかけてみたところ、始動性も若干悪くアイドリングにもバラつきがあるようで、1っ発死んでいるような片肺状態で吹けも良くありませんでした。

20161021_04更に調べると1番エンジンのエキパイが冷たいままで、燃焼してないようでした。

ここまでの状況からキャブレターのオーバーホールは必至でしたが、主原因を特定するためにも闇雲に分解していかず、一旦ここで外堀をしっかり固めておく事にしました。

先ずは点火プラグの点検からしてみましたが、やはり1番エンジンのプラグだけは燃えてないようで、生ガスでびっしょり濡れておりました。

20161021_05この序にエンジンの圧縮圧力も測定してみましたが、正常の値を示しておりました。

次に燃料タンク内やキャブレター内の燃料を抜いてみましたが、特に水やゴミ(沈殿物)の混入は無いようでしたので、点火プラグを掃除してから火が正常に飛んでいる事を確認し、もう一度エンジンをかけてみましたが、やはり1番エンジンだけは燃焼しませんでした。

ここで少なくともスロー系(キャブレター)の詰まりは決定的になったので、キャブレターのオーバーホール(分解清掃)をする事になりました。

早速エンジンからキャブレターを取り外し作業を始めました。

恐らく新車から17年で初めて分解するキャブレターだと思いますが、キャブレターは半年の放置と云うよりも、その長い年月で堆積してきた汚れで真っ黒でした。
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完全に塞がり詰まっているジェットはありませんでしたが、やはり#1のスロー・ジェットにはゴミが詰まっておりました。

キャブレターは精密で繊細な部品なので、少しでも汚れが残っていると性能が出ません。
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隅々まで完璧にクリーニングするのに丸一日かけて、オーバーホール(分解清掃)を行いました。
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無事にエンジンも掛かるようになり、元気を取り戻したようなので、最後にパイロットやアイドリングの調整をしながら、4連キャブレターの同調調整を行い今回の全ての作業を終えました。

また何かあればご相談ください。
有り難う御座いました。

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