TACT改善対策
つい5ヶ月ほど前に当店で販売したばかりの「TACT」に、メーカーから「改善対策」実施の案内が届きました。
「改善対策」は「リコール」のように保安基準不適合状態ではないが、安全上または公害防止上放置できなくなる恐れがあるものです。
今回の内容は「燃料タンク」周りの不具合らしく、ドレンチューブの配索やフューエルトレイの形状が不適切なため、雨天走行や洗車時の水が「燃料タンク」内に浸入する事があると云うものです。
お客様に迷惑は掛けられないので、至急パーツを調達してお店へご足労頂きました。
既に水が浸入している場合は、燃料タンク、燃料ポンプ、インジェクター、燃料ホースを新品に交換しますが、今回は事前に行った水浸入の有無点検の結果、水浸入は無しの結果が出たのでフューエルトレイの形状修正と、ステップフロアを対策品に交換する改善を行いました。
水浸入の有無点検はドライバーの先にウォーターフィーリングペーストを塗布し、それを燃料タンク内に挿入してペーストの色の変化で確認いたします。
ペーストが水に触れた場合は赤色に変色しますが、今回のテストでは変色しなかったので水浸入は無しの判断でした。
この後、型紙を使用してフューエルトレイの加工を行ったり、フロアステップの交換を行い全ての作業を完了いたしました。
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