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2015年12月11日 (金)

SPACY異音!

このお客様の「スペイシー100」は2006年に購入頂いたものですが、それからの9年間で走った距離は1万キロ程度と年間千キロ程度しか走らない方なので、当店にも2年に一度くらいのペースで時々来店される方です。

20151211_01前回(5ヶ月前)の来店も2~3年振りで、その時はエンジン始動不能の訴えでお越し頂きましたが、やはりバイクも古くなり遂にバッテリーが逝っちゃってたので、バッテリーを新品に交換するなどの整備を行いましたが、実はその時既にエンジンから異音(タペット音?)がしていたので、早目に点検するようお勧めしておりました。

その後5ヶ月経ちましたが、エンジン音は徐々に大きくなって来ているようで、冷えていても暖まっていても常に出るようになり出し、流石にお客様も心配になったようで、今回改めて修理の依頼で来店されました。

20151211_02さっそくエンジン周りの点検から初めて行きました。

異音は一般的な「タペット音」より少し大きく複雑な音がしている感じでしたので、今回はカムチェーンやロッカーアーム、デコンプなどのシリンダーヘッド廻りを総合的にチェックしながら作業を進めて行きました。

先ずはヘッドカバーを外してヘッド廻りを点検してみましたが、カムシャフトやロッカーアームの焼けなどもなくデコンプのガタなども有りませんでした。

20151211_03_2次にカムチェーン・テンショナーも外して作動をチェックしましたが、問題なさそうでしたので分解清掃した後に潤滑して組み直しました。

ここまで問題ないので肝心のバルブ・クリアランス(弁隙間)を測定したところ、やはり結果は給排気の両方のクリアランスが基準を遥かに超えて広がっていました。

異音の原因はバルブ・クリアランスの調整不良が決定的となり、これを基準値に調整し直してカムシャフトやロッカーアームなどにも耐熱グリズを塗布してからヘッドカバーを組み戻しました。

20151211_04_2バルブクリアランスは4サイクル・エンジン搭載のバイクなら定期的な調整を必ず行わなければなりません。怠るとエンジン性能の低下ばかりかエンジンそのものの寿命を縮めます。

大体ワンカムのロッカーアームを使っているヘッドの場合(原付50~125に多い)は、早いもので7千キロくらいから音が気になりだし、2万4~5千キロでは相当煩くなって来ます。

本来は1万キロ前後で行って頂きたいのですが、どんなに遅くとも2万キロまでには行って頂きたい調整です。

古いバイクですが日頃のメンテナンスを怠らず、もう少しマメに定期点検などを受けて頂ければまだまだ長く乗れると思いますのでヨロシクお願いします。

毎度有難う御座いました。

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