« CYGNUSタイヤ交換! | トップページ | SHOWA公道用最高峰サスペンショキット! »

2015年11月24日 (火)

X’pro風50エンジン始動不能!

「カゼ50」にお乗りのお客様から連絡があり、「エンジン始動不能」の訴えです。

前日までは何事も無く乗れていた「カゼ50」のようですが、今日の朝いきなりエンジンが掛からなくなったそうです。

このモデルは当店でもたくさん販売してきたバイクですが、非常に丈夫なバイクで今までも故障した車両は見た事が無く、しかもこんなにはっきりエンジンが掛からないトラブルなんて初めてでした。

さっそく預かった車両を診てみたところ、バッテリーは元気なようで、しっかりセルモーターも回りますが、なんか?ちょっと元気過ぎるくらいにモーターの回りが良すぎるような気がします。

1万5千キロくらい走る車両ですが、1万キロくらいの時には点火プラグとエアフィルターも換えているし、概ね千キロ~2千キロくらいでマメにエンジンオイルも換えてるバイクです。

キックスターターでも始動を試みて診ましたが、やはりキックが軽い感じでエンジンコンプレッション(圧縮)が低いような感じでした。

20151124_01ここまでの感じから先ずはエンジン圧縮を測定して診たところ、やはり圧縮は基準を大きく下回り半分くらいしか有りませんでした。

まさか?若しかしてと思いながら次にバルブクリアランス(弁隙間)を測定して診たところ、やはり広がっちゃっていたのでカーボン噛みかな?と云う事で、エンジン内にエンジンコンデショナーを注入してクランキングさせてみました。

本来はエンジンを分解して給排気周りの清掃(カーボン除去)が望ましいのですが、洗浄剤による簡易のクリーニングでカーボン除去できたようで、結果はエンジン圧縮も基準まで上がり無事にエンジンは掛かるようになりました。

ホンダで云えば同じ原付の「ディオ」や「トゥディ」で、同様のカーボン噛みが多発していましたが、この「カゼ50」に限っては初めてのケースでした。

一つ云える事は、この「カゼ50」何故か?センタースタンドが付いておりませんでした。

20151124_02お客様の判断でサイドスタンドだけを残しセンタースタンドを取り外しておりましたが、これが原因かは判りませんが、センタースタンドが無いので何時も後輪が地面に接地しており、この状態で長らくエンジン始動を続けていたらしく、エンジンの暖機運転や空吹かしも出来ない状態で、点火プラグもカブり気味でカーボンがいっぱい堆積しておりました。

それから本来6千キロ毎に調整を指定されているバルブクリアランスの点検を、今まで全く行っていなかった事も若しかしたら原因の一つとだったかも知れません。

今回の事で「カゼ50」にお乗りの皆様方に限りませんが、4サイクルエンジン搭載のバイクにお乗りであれば、何れにしろバルブクリアランスの調整は定期的に行って頂きたいメンテナンスと改めて実感いたしました。

|

« CYGNUSタイヤ交換! | トップページ | SHOWA公道用最高峰サスペンショキット! »

修理(エンジン・マフラー)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« CYGNUSタイヤ交換! | トップページ | SHOWA公道用最高峰サスペンショキット! »