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2015年7月12日 (日)

SPADAステムベアリング打換!

同じ青色でも今回の「SPADA」は<マル2さん>のではなく、うちの息子の高校時代の友人の「SPADA」です。

20150712_01_2ステム(ハンドリング)に異常を発見したのは、確か1年くらい前にマフラーを交換しに来店した時だったと思います。

中古で入手した古いバイクで時間も相当経っておりますし、想定すれば過去の有る時期に何処かで長期に眠っていた事も考えられるので、大体ベアリング類などは腐食したり損耗して作動不良を起こしてても不思議では有りません。

作業前に改めて確認したところ以前より更に酷い状態で、ステムがスムーズに動かず数ヶ所でハマり込んだ様に引っかかり止まってしまいます。

20150712_0220150712_03ハンドルと連動して動くステム・シャフト(回転軸)は、メイン・フレームのヘッド・パイプ内に挿通され、ヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されたベアリングで支持されてますが、このベアリングは一定の期間を経過すると、グリス切れ(潤滑不良)などにより磨耗や腐食を起こし、今回の様な不具合として現れます。

20150712_04ステムを外してビックリ!ベアリングは全く油っ気が無くなり、真っ赤々に腐食してました。
これなら納得!久し振りに見る酷い状態です。

この後ステムとフレームに圧入された古いベアリングを抜き取り、古いベアリングが抜けたところで新しいベアリングにグリスを念入りに封入後、フレームとステムに圧入し直しステムを組上げました。

今回のお客様は初心者さんと云う事もあり、当店に指摘されるまで不具合に対しての自覚症状は有りませんでしたが、永く同じバイクに乗っている方などは徐々に蝕まれていった症状に、なかなか気が付かなかったり、中古車でバイクをお乗りの方などは、「これが正常」と思い込んで乗っている方も多く、今回の様に当店で点検を行った際に発見されるお客様も多く見受けられます。

中には不具合を指摘されるまで低速走行でバランスが取れずふら付いたり、カーブが上手く曲がれずつまずきそうになるのは、自分がバイクに乗るのが下手だからと思ってる方も非常に多く、せっかくお乗りの自慢のバイクの性能を引き出すどころか味わう事もできず、そのバイクをそのまま評価している方も多くいるようです。

ステアリング・ステム(舵取装置)は、バイクの最も重要な基本性能を担った部品ですので、皆さんも定期的な点検、メンテナンスを是非お勧めいたします。

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