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2015年4月30日 (木)

SPACYブレーキ引き摺り

当店には始めてお越し頂くお客様から「スペイシー100」のバッテリー交換を頼まれました。

20150430_01現段階では完全に上がっている状態ではありませんでしたが、バッテリーが弱くエンジンの始動性が悪いようです。

車両は随分前に何処かのバイク屋さんで中古で買ったものらしく、それ以来一度もバッテリー交換された事がないらしいので、今回のバッテリー交換を思い立ったようでした。

バッテリーの在庫もあったので、交換のため車両を店内に移動しようとしたところ、バイクが非常に重くブレーキが効いたままのようです。

バッテリー交換を終わらせてから調べたところ、フロントのブレーキ・キャリパーのピストンが固着していました。

走行距離は1万6千キロ程度の「スペイシー100」でしたが、年式は2003年の15年も前の車両でした。

やはりブレーキ廻りの整備についても今まで一度も行った事がないらしいので、ピストンの固着したブレーキ・キャリパーにマスター・シリンダーも合わせてオーバーホール(OH)する事になりました。

OHに必要な部品を取り寄せ入荷後あらためて来店頂きました。

20150430_02先ずはブレーキ液を抜き取るためにマスター・シリンダーのキャップを開けたところ、予想を遥かに上回る真っ黒に汚れたブレーキ液が出て来ました。

次にキャリパーの分解作業に掛かりました。
キャリパーからピストンを抜き取ると非常に汚れて錆々になっておりました。
これじゃあピストンが動かない訳でピストン・シールも変形して捩れて入っておりました。
20150430_0420150430_03
スライド・ピンも油が抜けて固着し動いていませんでした。
これも原因でブレーキは長い間片効きしていたようで、ピストン側のパッドだけが摩擦材がなくなっておりました。

20150430_05_220150430_06摺動部に水が混入しないように装着されているゴム製ブーツ類も劣化していたので全て新品に交換し、錆ていたピストンも摩擦材の減ってしまったパッドも新品に交換しキャリパーを組み上げました。

マスター・シリンダーの方もゴム製部品のダイヤフラムなども交換し、ピストンカップをセットで交換し組み上げました。

新品のブレーキ液を注入しながら念入りにエア抜きを行い、ブレーキのOHは全て完了いたしました。

20150430_07最後にフロント・タイヤも交換時期だったので、これも新品に交換して全ての作業を終えました。

こう云ったトラブルを起こさないためにもブレーキ・キャリパーは最低でも1年毎に点検・清掃・グリスUPして、ブレーキ液も最低2年毎には交換する事をお勧めします。

またゴム製部品のピストン・シールやストンカップなどは、できれば4~5年毎に交換するのがベストです。

皆さんも宜しくお願いいたします。

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