BALIUSキャブレターオーバーホール
このところキャブレターのオーバーホールの仕事が続いています。
先日の「GPZ750」に続き今回オーバーホールする事になった車両も同じカワサキの「BALIUS」でした。
この「BALIUS」も4ヶ月ほど放置してしまい、9月のサーキット走行会ではいろんなトラブルに見舞われ、残念ながら出走っ出来なかった<キタさん>のマシンです。
トラブルの主原因はプラグキャップの破損で、#2の火が飛ばず絶不調に陥っていました。
その後プラグキャップを新品に交換して一件落着と思いきや、やはりキャブレターが詰まっているようで、エンジンが掛かっても全くアイドリングを打たなかったようです。
そこでヘルプが入り当店で診てみることになりましたが、ガスが気化し易い夏場の放置とは云え、たかだか4ヶ月程度の放置でキャブレターが詰まるのかな~と?今回も疑いを持ちながらいきなりキャブレターは外さずに、先ずは古いガスをキャブレターから抜いて点火プラグを掃除してから、一回エンジンの始動を試みてみました。点火プラグがびしょびしょに濡れていたので、これで直っちゃうんじゃないかと思いましたが、やはりアイドリングは全然打ちませんでした。
結局キャブレターをオーバーホールする事になり、さっそく車体からキャブレター本体を外してフロートチャンバーを分解して見たところ、中身は想像以上に汚れていました。調べてみると確かに最後に乗ってからは4ヶ月程度しか経っておりませんでしが、走った距離はこの一年でも5百キロ程度で、時々エンジンを掛けてたとは云え放置している時間の方が長かったようです。
今回もジェット類などのインナーパーツを全て外してキャブクリーナーに付け置きした後、汚れで塞がった通路を全て通してから最後にパーツクリーナーで洗浄しキャブレターを組み戻しました。
改めてエンジン始動を試みたところ無事にエンジンは掛かり、アイドリングも安定しました。
最後に4連キャブレターの同調を調整し完了いたしました。
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