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2014年1月11日 (土)

GYROエンジン始動不能!

やはり年明けの営業初日からエンジン始動不能で預かってた「GYRO UP」です。

走行距離は積算計が何回転もしているようなので判りませんが、10年近く前の車両なので、恐らく数万キロは走ってる感じでした。

当店には始めてのお客様で、驚く事にバイクを買ってから全く整備をした事が無いらしく、今まで動いていた事自体が不思議な位の車両でした。

こう云う一元の他店ユーザー様の場合、特に中古でバイクを購入している場合などは、過去の整備暦などが判らないので、故障診断には非常に時間が掛かります。

基本的には当店でバイクを購入して頂いたお客様を優先してますので、こう云うお客様はお断りするケースも有りますが、年始と云う事も有り大変お困りと云う事だったので、ここは快く修理を受ける事にしました。

20140111_1 この「GYRO UP」はリヤデッキ(荷台)を外さないとエンジン廻りに手が入らないので、一先ず荷台を外そうとしたところ荷台が腐っていて固定ボルトが荷台と同化して緩める事が出来ませんでした。

修理以前にボロボロに錆びたボルトの遺跡発掘的な仕事で数時間費やし、タガネやバイスプライヤーなどを駆使して何とかボルトを緩め荷台を外しました。

バッテリーも完全に上がってるようで、キックスターターも正常に動きません。
20140111_2_2 バッテリー交換も含めて今まで一切何もやった事の無いバイクと云う事だったので、問答無用に一番疑わしいバッテリーと点火プラグにエアフィルターを交換させて頂き、スカスカでちゃんとハマらないプラグキャップも交換して、直ぐにエンジンは掛かるようになりました。

ところが翌日になって再び突然エンジンが掛からなくなったり、走行中にエンストする症状が時々発生するようになりました。

20140111_3 20140111_4 マフラーが詰まってるようで速度が伸びないようですが、エンジン圧縮は十分に有り正常値ですし、キャブレターの詰まりや二次エアの吸い込みなども無いようです。

お預かりしてそろそろ5日が経ちますが、そうこうするうちエンストや始動不能の症状が全く出なくなってしまいました。

今年は年始から忙しく他にも修理の仕事が山のように溜まってます。
原因が判らないので一旦バイクを持って帰ってもらおうかと、外装(荷台)を組み立てていたところ再び症状が出ました。

リヤデッキ(荷台)を装着すると症状が出るようなので、今一度その関係性を慎重に調べて行くと原因が判りました。

荷台の前方に立上がるパネルの足が腐っていて、それを以前に何処かの修理工場で処置しているようです。

20140111_5 ところが単に腐った足の変わりに補強でL型ステーを被せているだけなのですが、そのステーを乱暴にもタッピングスクリューで荷台にネジ込んでるので、その荷台の下に設置してあるイグニッションコイルにまでスクリュー先端が食い込んでいました。

ボロボロの荷台が走行中などに揺れる度にスクリュー先端がコイルに刺さって、エンストや始動不能の症状が現れていたようです。

20140111_6 結局修理が完了するまでに6日間かかりました。

故障は一般に距離や時間の経過による損耗や劣化で起きるもので、故障診断はそれを前提に描いて辿って行き原因に辿り着くのですが、今回のように外部から他の第三者が手を加えた結果、故障と云うより壊しちゃってる場合は原因究明は非常に困難になります。

特に改造車などは修理をお断りする事も御座いますので、ご依頼いただく場合は過去の整備暦や改造箇所を細かく申告して頂きますようお願いします。

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