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2013年8月25日 (日)

PCXミッションベアリング粉砕!

<NUPPYさん>からのTELで、後輪付近から異音がすると訴えがありました。

さっそくお乗りの「PCX125」を持ってきてもらいました。

一度だけ加速中に違和感があり、その直後から異音がするようになったらしいです。

現時点で音以外は何ら異常もなく走れているそうで、その音もそれほど大きな音ではなく微妙な感じでした。

ただ<NUPPYさん>が云ってんだから、きっと今まで発した事のない音が出ているには間違いなさそうです。

バイクをお預かりして調べていく事にしました。

後輪ホイールを手で回すと確かに「ゴーゴー」と云う音がします。
この程度の音なら多少はどのバイクでもしている気もしますが・・・

先ずは左側エンジンカバーを開けて駆動系を調べながらドリブン側プーリーまで、全ての駆動系を取外してみました。

駆動系パーツには全く異常がなく、クランクシャフトやドライブシャフトにもガタなどの異常はありませんでした。

少なくともミッション内部のベアリングでは、ドライブシャフトに関してのものには損傷は無いと判断できました。

20130822_1これでミッションがエンジンや駆動系から完全にフリーな状態になりましたが、相変わらずホイールを回すと「ゴーゴー」と云う音がしてますので、やはり問題が発生しているとすればミッション内部にありそうです。

今度はホイールを外してアクスルシャフト(ファイナルギヤ)のガタを調べてみました。
これも多少のガタがありそうな感じもしますが微妙です。
20130822_2
ブレーキ回りやホイール自体にも異常はなさそうでしたので、ここで一旦ミッション・オイルを抜いてみる事にしました。

ところが・・・・ドレンボルトを外してもオイルが出てきません?
オイル入ってないの??

20130822_3<NUPPYさん>の「PCX125」は、3月にミッション・オイルを交換して千2百キロ程度しか走っていません。

何気に細いドライバーでオイルの出口を突付いてみると、ドロっとした金属紛の固まりと共にオイルが流れ出してきました。

これはミッション内部に異常が発生している事に間違いなさそうでしたので、さっそくトランスミッション・ケースを分割する事にしました。

ケースを外してみたところ、カウンターシャフトの軸受ベアリングが粉砕していました。

トランスミッション・ケース側に圧入されているベアリングが粉砕して、隣り合わせで噛み合っているドライブシャフトとカウンターシャフトのギヤも欠けちゃっていました。
20130822_4 20130822_5_2 20130822_6 
そしてトランスミッション・ケースのベアリング圧入部分も穴が広がっちゃっていました。

20130822_7修理としては粉砕したベアリングを含めた6個のベアリングを全て交換して、ドライブシャフトとカウンターシャフトにトランスミッション・ケースも交換する事になりました。

<NUPPYさん>の「PCX125」は、新車から3年3ヶ月で走行距離1万1千キロですが、ベアリングが粉砕しました。
ミッション・オイルは5千キロ毎に過去2回交換しています。

この程度でベアリングが粉砕するのは稀と思いますが、原因は何だったのでしょうか?

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