DIO改善対策
前後のタイヤ交換で、「ディオ(AF62)」を預かりました。
2004年式の車両ですが、新車からの8年間殆どノーメンテナンスだったらしく、整備記録簿をお持ちだったので拝見させて頂くと、これも全くの白紙でした。保証登録や臨時整備の記録もないため、これは恐らく今まで出ているリコール関連なども未実施だなと踏んで、当店のメーカーと繋がってるPC端末で調べてみると、やっぱし一件該当が有りました。
エンジン・オイルの交換も最後に何時頃やったのか記憶が無いと云う事でしたので、タイヤ交換の次にオイルの交換も済ませてから、問題のリコール関連の作業に取り掛かりました。
該当していたリコール関連は、スロットル・ケーブル一式を良品と交換する<改善対策>でした。
<改善対策>は、<リコール>の様に保安基準に適合しなくなるような状態ではないですが、安全上または公害防止上において放置できなくなる恐れが有るものです。不具合内容は、「スロットル・ケーブルのアジャスター部に装着された防水ブーツの材料に異材が混入したものを使用したため、使用過程で大気中のオゾン劣化により当該ブーツが損傷し、雨天走行等により、ケーブル内部に水が浸入するものがある。そのため、低温時に浸入した水が凍結し、最悪の場合、アクセルグリップが戻らなくなり、エンジンの回転が下がらなくなる恐れがある。」というもので、スロットルケーブルの交換を行いました。
このお客様のバイクは、当店で販売したものではありませんが、スロットル・ケーブルの交換は、もちろん無料でやらせて頂きました。お客様には大変喜んで頂きましたが、2007年に届出のリコールが未だ行われず、今までバイクを買った販売店やメーカーからも、この7年間なんら葉書ひとつ案内が無かったと云うのには驚きました。
今回の様にバイクを購入の際に保証登録すらされず、リコールなどの案内も届いてないケースを多く見受けます。
保証登録されていないと、危険な状態でバイクに乗り続ける事になりますので、バイクを安く買うのも良いですが、後でもっと高い買い物にならない様に、この点(アフターサビス面)もよく考えて、バイク店を選ぶ事をお勧めします。
当店(ファンホイールズ)は、アフターサービス万全ですヨ!
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