SPACY100ブレーキ液交換
「スペイシー100」のオイル交換の仕事が入りました。
この車両は、当店で2006年に新車販売したもので、ご近所にお住まいのお客様と云う事もあり、オイル交換にはちょくちょく来店頂きます。
何時もの様にお客様持参の整備手帳と、当店のPC管理の整備カルテを見ながら、エンジン・オイル以外で交換時期になってる消耗部品などは無いか確認してると、ブレーキ液が丸3年、点火プラグが2万キロ以上交換してないのと、エアフィルターに至っては、なんと!新車からの6年間一度も交換してない事が判明!
言い訳じゃありませんが、来店頂く度に当店でもチェックしてたつもりですが、オイル交換だけ頻繁に来店されても、12/24点検などの総合的なメンテナンスをご依頼頂かない限りは、こう云った整備項目までは目が届かない時もあり、どうしても抜けが出てしまいます。
何れにしても、交換時期がとっくに過ぎた消耗部品は、交換しないとトラブル間違いなしですので、今回は、エンジン・オイルに加えて点火プラグとブレーキ液に、エアフィルターも交換する事となりました。ブレーキ・フルード(液)は、ご覧の通りでした。
この汚れが3年ものの汚れです。
ブレーキ液は、空気中の水分を徐々に吸収し沸点が下がります。
沸点の低いブレーキ液を使用しハードなブレーキングを続けると、ブレーキ液の一部が気体に変化して、ブレーキが利かなくなるベーパーロック現象を引き起こし大変危険です。またブレーキは吸湿すると、粘土が増加し、ブレーキの操作性を悪くすると共に、その水分がブレーキ各部に使用されている各種金属を腐食します。
その結果、ピストンの戻りが悪くなったり、引きずりの原因にもなります。
通常は2年毎くらいに行えばOKですが、ブレーキ・タッチに違和感があったり、液が汚れて来たら、時間に拘らず早めの交換が望ましいです。
特にハードにブレーキングする方などは、早めにお願い致します。
6年もの(3万2千キロ)のエアフィルターです。
最近の4ストエンジンのクリーナーエレメントは、ビスカス式と云うタイプです。
昔の乾式ではありませんので、清掃はできません。
乾式であれば吸気側から高圧エアなどでゴミを吹き飛ばし掃除していましたが、不織布にオイルを染み込ませてあるビスカス式は掃除できないので、定期的な交換が必要となります。
当店では1万キロ毎の交換を推奨しております。
エンジンは、ガソリンと空気の混合気を燃焼させ動きます。
取入れる空気には、ごみ・埃・異物が含まれますので、これらを取り除きエンジン内部を保護する働きをするのがエアークリーナーです。
エアークリーナーが許容量以上に汚れると、吸入する空気が通り難くなり、エンジン・トラブルの原因になるばかりか、
出力低下や燃料消費の増大につながります。
汚れたエアークリーナーエレメントを新品に換えると、エンジントラブルを未然に防ぐだけでなく、
燃費が良くなりパワーアップしますヨ!
1万キロ越しても交換した覚えの無い方!
早めに交換を!
| 固定リンク
「修理(ブレーキ系)」カテゴリの記事
- ZX-10R 車検!(2021.04.13)
- ジョグZR ブレーキパッド交換(2021.04.08)
- ジャイロCanopy フロントホイール&灯火類修理!(2021.04.03)
- Ninja車検(2021.04.06)
- CB1300SF 車検(2021.03.30)
「修理(燃料系)」カテゴリの記事
- PCX 9万キロ整備!(2021.03.24)
- ナイトフォーク 燃料漏!(2021.03.11)
- ディオ110 1万キロ整備!(2021.03.14)
- SPACY長期放置 始動不能!(2021.03.02)
- Z125PRO整備!(2021.02.26)
コメント