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2012年6月16日 (土)

SKYWAVEブレーキ修理

CJ42なので、恐らく11~12年前の古い「スカブー」と思いますが、お客様が、ブレーキマ20120616_1スターのキャップ(蓋)のスクリューを緩めようとして、舐めてしまったようです。

元々何の為に緩めようとしたかは不明ですが、錆々のスクリューを、いきなり電動ドライバーで緩めようとしたらしく、そのため、舐めると云うよりは、ネジの十字の部分が完全に無くなってました。

20120616_2ここのスクリューは、ただでさえ舐め易く、作業には慎重を要する部分なのですが、ここまで錆々で、十字穴が丸くなってしまうと、取り外しは非常に困難です。

一歩間違うとブレーキマスター本体の交換になってしまうため、ネジの抜き取りには細心の注意を払い、一本づつ慎重に外して行きました。

20120616_3無事にネジが抜けてキャップを外してみると、ブレーキ液は予想以上に真っ黒で、粘度が増してドロっとなり、底の方は少し変色して白濁してました。
これは間違い無く10年以上は熟成された感じで、恐らく新車の時から一度も交換してない感じでした。
久し振りに見る、凄いブレーキ液でした。

20120616_4ダイヤフラムも変形して、大きく膨張してました。
今回の仕事は、ネジの抜き取りがメインの依頼なので、ブレーキ液とダイヤフラムの交換だけに留めましたが、他のブレーキ周りのゴム部品も、このダイヤフラム同様に酷く劣化してると思われますので、早めの交換をお勧めいたします。

ブレーキ液は、空気中の水分を徐々に吸収し沸点が下がります。
20120616_5沸点の低いブレーキ液を使用しハードなブレーキングを続けると、ブレーキ液の一部が気体に変化して、ブレーキが利かなくなるベーパーロック現象を引き起こし大変危険です。
またブレーキは吸湿すると、粘土が増加し、ブレーキの操作性を悪くすると共に、その水分がブレーキ各部に使用されている各種金属を腐食します。
その結果、ピストンの戻りが悪くなったり、引きずりの原因にもなります。
通常は2年毎くらいに行えばOKですが、ブレーキ・タッチに違和感があったり、液が汚れて来たら、時間に拘らず早めの交換が望ましいです。
特にハードにブレーキングする方などは、早めにお願い致します。

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