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2011年12月11日 (日)

イナズマ400足回り全面改修

最近ツーリングにも何度か参加いただく様になった「INAZUMA400」です。

20111211_2_4このバイクは、お客様が半年ほど前に他店で中古車で購入してきた車両で、その時点で既に足回りの殆どの部位が酷く劣化・損耗していました。

一先ず購入直後に当店で診させて頂いた時には、ヒビ割れの酷かった前後のタイヤだけは交換しましたが、リヤ・サスからはオイルがジャジャ漏れ状態で、ステムは完全にベアリングが逝っちゃってる状態でした。

20111211_1_2本来ならば、この状態でツーリングに誘うのも何だったのですが、この客様は初心者の方で、ツーリングも後方をゆっくり追いてくる感じでしたので、あえてツーリングで走ってもらい、この状態でバイクが振ら付いたり、曲がり難かったりするのを体感する事で、啓発して頂ければ良いかなと思ってました。

20111211_3あれから3~4ヶ月が経ち、ご本人様もやっと決心したらしく、残りの不具合個所全てを整備する事になりました。

先ずはオイル漏れしてたリヤ・サスからです。
リヤ・サスは既に抜け切ってオイルも出なくなり、ヘタって尻下がりになってました。
20111211_4これは純正ノーマル・サスに交換するのと然程変わらない金額で、リプレイスの「OHLINS」が入れられるので、こちらの「SHOCK ABSORBER」に交換する事と致しました。
いきなりのバージョンアップですが、この方が将来的にリペアも出来て、性能も段違いに上ですしネ!
「OHLINS」に交換してビックリ!どんだけヘタってたんでしょう?一気に車高が上がりました!

次にステム・ベアリングの打ち換えです。
20111211_5作業前に改めて確認したところ以前より更に酷い状態で、ステムがスムーズに動かず、数ヶ所でハマり込んだ様に引っかかり、止まってしまいます。
ハンドルと連動して動くステム・シャフト(回転軸)は、メイン・フレームのヘッド・パイプ内に挿通され、ヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されたベアリングで支持されてますが、このベアリングは一定の期間を経過すると、グリス切れ(潤滑不良)などにより磨耗や腐食を起こし、今回の様な不具合として現れます。

20111211_8ステムを外してビックリ!ベアリングは全く油っ気が無くなり、真っ赤々に腐食してました。
これなら納得!久し振りに見る酷い状態です。

この後、ステムとフレームに圧入された古いベアリングを抜き取り、古いベアリングが抜けたところで、新しいベアリングにグリスを念入りに封入後、フレームとステムに圧入し直しステムを組上げました。

次にフロント・フォークに着手しました。
20111211_6_2フォークに関しては辛うじてオイル漏れは出てませんでしたが、今回はリヤ・サスも新しくなり、ステムを外す序でも有りますので、オイルだけは交換しておく事に致しました。
早速フォーク・オイルを抜いてみると・・・・臭っ!(>_<)
臭いもキツいですが、所々乳化して濁ったオイルがドロリと出て来ました。
やっぱしやっといて良かったようです。
新しいオイルを注入後、エア抜きをしてオイル・レベルを調整して終わりです。
組み付けの際に、心配だったインナーチューブの腐食を磨いて組上げました。
せっかくオイル交換したのに、この錆でオイルシールを痛めてオイル漏れは悲しいですからネ!

20111211_7今回のお客様は初心者さんと云う事もあり、当店に指摘されるまで、不具合に対しての自覚症状は有りませんでしたが、永く同じバイクに乗っている方などは、徐々に蝕まれていった症状に、なかなか気が付かなかったり、中古車でバイクをお乗りの方などは、「これが正常」と思い込んで乗っている方も多く、今回の様に当店で点検を行った際に発見されるお客様も多く見受けられます。

何れにしろ、中古車でバイクを購入した場合、特に現状車での購入の場合は、一度はバイク屋さんで、ちゃんと一通り点検して貰った方が良いですネ!

今回のような他店購入のバイクや個人売買、ネットオークションなどで購入したバイクでも当店は大歓迎ですので、心配な方は一度ご相談ください。

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