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2011年10月30日 (日)

ELIMINATORブレーキ固着

20111030_1「エリミネーター250LX」にお乗りのお客様から連絡があり、ご自身でブレーキ・パッドを交換しようとしたところ、キャリパー・ピストンが押し込めずに困ってるとの事でした。

早速ご来店頂きブレーキ・キャリパーを外して診てみると、ピストンが物凄く汚れて錆々でした。
その状態で無理矢理キャリパーにピストンを押し込もうとした結果、シリンダー内でピストンがくっちゃった様です。

20111030_2割と新しいバイクならともかく、1994年式の「ELIMINATOR250LX」で、距離も3万キロほど走行しています。
過去の整備暦は判りませんが、17年も前のバイクですので、こう云うバイクに乗ってる方が、ご自身でブレーキ・パッドを交換しようとした場合に、かなりの確立で陥るケースでもあります。

ピストンを押し込む前に泥や錆を取り除き、適切な工具でピストンを垂直に押し込めば、この様な事には成らなかったとも思われますが、何れにしろ今回の場合はピストンの錆が酷く、シールも硬化して捲れて噛んじゃってましたので、最初からどうにも成らない状態だったんでしょう。

20111030_4もう一つの要因は、そもそもパッドの摩擦剤が完全に無くなり、それどころか見事に鉄の台座まで削れて長く使用していた為に、ディスク板表面もガタガタになってました。
この状態でピストンが出るところまで飛び出してる状態だった事も、ピストンの錆や汚れ、シールの捲くれの原因になってたと思います。

20111030_3結局今回は、キャリパーとマスター両方のピストンやシール類含むゴム製部品の交換と、やはりゴム製部品のブレーキ・ホースも交換する事になりました。

それからブレーキ・ディスクの損傷も酷かったので、どうしようか考えながら、ディスク表面のキザキザ程度を指で触ってたところ、何故かホイールが左右にカクカク動きます。
改めてジャッキでバイクのフロントを浮かせて調べて診ると、ホイール・ベアリングも逝っちゃってる事が判明いたしました。

20111030_6_2最終的に荒れたディスク板に新しいパッドを装着しても、その荒れた面でパッドを削るので、パッド(摩擦剤)の消耗は早くなりますし、騒音も出ますし効きも悪くなります。
折角ここまで整備するならと、今回はこのディスク・ローター(板)とホイール・ベアリングも交換して、不具合の出ている全ての部位を交換する事にいたしました。

20111030_5_2部品が入荷してきた本日、早速作業に掛かりましたが、予想していた通り、ピストンが固着していて簡単に抜き取る事が出来ませんでした。
恐らくドライバーか何かで無理に押し込んだのか、ピストンも少し斜めに入っちゃてる感じです。
一旦ピストンを綺麗にクリーニングした後、少しピストンを押してみて何とか真っ直ぐに出来たので、後は高圧エアをキャリパーに送り込み、固まってたピストンも無事に抜き取る事ができ、ホイール含むブレーキ周りの整備は完了いたしました。

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