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2011年10月14日 (金)

BALIUS復活!

また<キタさん>からのご依頼で、バイクを一台こさえてみました。

20111016_1今回<キタさん>から当店「ファンホイールズ」に与えられミッションは、1995年式「バリオス」の再生です。

メーター読みでは、走行距離1万5千キロ弱の車両ですが、ご察しの通り、履歴不明の16年前のバイクです。
やはり今回の作戦も一筋縄では行きませんでした。

エンジンに関しては、若干の吹けの悪さはあるものの、始動性も良くアイドリングも打つので、先ずはスパーク・プラグやエアークリーナーを交換し、一応キャブのガスも抜いてみて、これくらいで改善するだろうと、軽く考えてました、が・・・ダメでした。
6千回転付近でモタツキ、1万2千回転付近で頭打ちしてしまいます。

20111016_2そこでマフラーも社外のものへ交換されてたので、セッティング状態の確認も含め、一応キャブレターをOHしてみる事に致しました。
ところがキャブを分解しましたが、著しい汚れや損傷も見当たりません。
タンク内からは若干の水分は出てきましたが、それほどの汚れも無く錆なども有りませんでした。
コックも外して調べましたが、ストレーナーもちゃんと付いてて問題ないようです。

エンジン・コンプレッションもほぼ正常値にあるし、症状から察するところ、どうも全域で薄い感じがしますので、二次エアの吸い込みを疑いテストしてみると、エアークリーナー・ボックスの上下の合わせ面と、同じくエアークリーナー・ボックスとキャブとの間からエアを吸い込んでるようです。

20111016_3調べると、パッキンになってるOリングが潰れて硬化しています。
早速Oリングを新品に交換してみると、二次エアの吸い込みは解消されて、エンジンも正常に回るようになりました。

その他、各部の点検を行いながら、油脂類の交換をしました。
エンジン・オイル&フィルターの交換に始まり、前後のブレーキ液も交換して、今回は点検の結果ラジエターの液量が極端に少なくなってたので、気持ち悪いので、一応ここも交換する事になりました。

20111016_4ラジエター液を交換してる間に、何時ものラジエター・キャップを点検したところ、開弁圧力が基準値で保持出来ない事が判り、このキャップも新品に交換する事になりました。
これで、ラジエター液が極端に少なくなってた理由も判り、二つ目の問題もクリアです。

更に点検を進めて行くと、フロント・ブレーキのパッド残量が無い事が判りましたが、ここは慎重にブレーキ・キャリパーも外して調べて診ると、やはり予想通り、キャリパー・ピストンは錆々で、シールも噛んじゃってる感じでしたので、今回は、キャリパーもOHがてらピストンやシールを交換してパッドを組付け、これで、三つ目の問題もクリアです。

20111018_4その他、細かい不具合点と云えば、ヘッドライトが減光してるのと、ハイビームのインジケーターランプが薄っすら付きっ放しでした。
これは、単に配線の組間違いと判明し、正規に組付け完了。
ブレーキ・ランプが付かないのは、ブレーキ・スイッチ・ブラケットが曲がってるのが原因で、ここも修正して完了。
更にホーンも鳴りませんでしたが、ここはスイッチ裏側のヘタリが原因で、裏側を一工夫して加工を施し、ちゃんと鳴るようになりました。
それからハンドルロックが出来ないので調べたら、イグニッションスイッチの固定ボルトが一本脱落してる事が判り、ここも正規のボルトで固定し直し完了致しました。

後は、曲がってるブレーキレバーや、削れて動きの悪くなってるスロットルグリップの交換など、本日含めて3回の通院を経て、ようやく全ての治療が完了し、蘇った「BALIUS」でした。

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