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2011年6月25日 (土)

MAJESTYステムベアリング交換

前回に続き「マジャスティ250」の整備を行いました。

20110625_4前回までの点検で、バイクをジャッキ・アップして車体周りの各部を診たところ、ステム・ベアリングに損耗が出ている事が判明しました。

フロント・ホイールを浮かした状態でステアリングを左右に振ると、数ヶ所でカクン、カクンっと引っかかり、ステムがスムーズに動かず、ハマり込んだ様に止まってしまいます。

20110625_10ハンドルと連動して動くのステム・シャフト(回転軸)は、メイン・フレームのヘッド・パイプ内に挿通され、ヘッド・パイプ上下2箇所に圧入されたベアリングで支持されています。
このベアリングは一定の期間を経過すると、グリス切れ(潤滑不良)などにより磨耗や腐食を起こし、今回の様な不具合として現れます。

ステアリング・ステム(舵取装置)は、バイクの最も重要な基本性能を担った部分で、ここに不具合が有ると、低速走行でバランスが取れずふら付いたり、カーブが上手く曲がれずつまずきそうになったりして、大変危険です。
20110625_7
今回の点検で当店にステムの不具合を指摘されるまで、お客様に自覚症状は有りませんでしたが、同様に永く同じバイクに乗っている方などは、徐々に蝕まれていった症状に、なかなか気が付かなかったり、中古車でバイクをお乗りの方などは、「これが正常」と思い込んで乗っている方も多く、今回の様に当店で点検を行った際に発見されるお客様も多く見受けられます。

20110625_5_2部品が入荷して来たので、早速このベアリングの打ち換えを行う事になりました。
先ずはフロント・ホイールを外しフォークを抜いて、ステム・シャフトのアンダーブラットと共に上側でフォークを連結しているアッパーブラケットをステム・シャフトから外そうとしたところ、固着して全く抜けて来る気配が有りませんでした。
この機種の場合は、ここが腐食などで固着してるケースも良くあるパターンなので、最初から想定はしていましたが、やはり今回もガッチり食い付いて外れませんでした。
20110625_6仕方ないので特殊工具のプーラーで引っ掛けて、なんとか抜き取りました。
この後、ステムとフレームに圧入された古いベアリングを抜き取りました。
特に下側のベアリングは想像以上に酷い状態で、ご覧の通り真っ赤に錆びてました。
綺麗に古いベアリングが抜けたところで、新しいベアリングに念入りにグリスを封入後、フレームとステムに圧入し直しステムを組上げました。

最後にドライブ・ベルトも交換しました。
ベルトも消耗部品で、タイヤなどと同様にゴム部品の性質上、距離だけでなく時間の経過でも劣化が進み、最後には必ず切れるか破損してしまい、走行不能となります。
20110625_3出先でベルトが切れて走行不能の立ち往生は、大変困ると思いますので、当店では、切れる前の予防整備として、必ず定期的(2万キロ前後又は4年毎)なベルトの交換をお勧めしています。
この車両も新車から8年2万5千キロを越えてますので、いつ切れるか判らない状態でした。

無事にベルト交換も終わり、今回のマジェの整備は完了いたしました。
これで安心して、また長く乗れると思います。
この度は大変有難う御座いました。

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