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2010年11月25日 (木)

XJR1300バルブクリアランス調整

2ヶ月ほど前にもフロント・フォークをオーバー・ホールしたお客様の「XJR1300」ですが、今回はエンジンのシリンダー・ヘッド・カバーの合わせ面からのオイル漏れと云う事でお預かりしました。

20101125_1_2前回のフロント・フォークの時も、元々はフォークのオイル漏れ修理の依頼でしたが、走行距離も4万キロを突破していたので、この序にスライド・メタルやスプリングなどの消耗部品も一緒に交換する、フル・オーバーホールを行いました。

っと云う事で、今回も劣化したシリンダー・ヘッドカバー・ガスケットを交換する序に、エンジンのバルブ・クリアランスの調整も同時に行う事と致しました。

20101125_2_2先ずは、シリンダー・ヘッド・カバーを取り外す前に、調整前のエンジン・コンプレッション(圧縮)などの状態を細かく測定しておきます。
エンジン圧縮は#3が若干低いようでしたが、全体的に平均して基準値内でした。

20101125_4次にシリンダー・ヘッド・カバーの取り外しですが、ゴムで出来ているガスケットが熱で超硬く硬化し、カバーにヘバリ付いてしまって、なかなか外せませんでしたが、時間を掛けてなんとか外す事ができました。

20101125_3_2カバーが外れたところで、各気筒毎にバルブ・クリアランスを測定した結果(このバイクは4バルブですので、給排気で合計16箇所測定)、やはり#3のクリアランスが基準値より小さくなっていました。
エンジン圧縮の測定結果にも現れていましたが、これではエンジンが熱くなりバルブが熱膨張した時に、圧縮抜けしてしまいます。
20101125_5クリアランスが小さくなる原因としては、バルブやバルブ・シートの磨耗などが考えられますが(大きい時はカーボンの堆積などが考えられます。)、この程度なら調整の範囲内ですので、早速特殊工具を使用して、クリアランス調整シムを取外し、基準値内に収まるサイズのシムに交換しました。

この後ヘッドカバー・ガスケットを新品に交換し、元通りにヘッドカバーを取り付け、再度エンジン圧縮を測定した結果、#3シリンダーは正規のエンジン圧縮に復活いたしました。

ここの調整は1万~2万キロ毎とか言われてます。
カチカチ音がしてからでは、ちょっと遅いと思います。
そのうちエンジン冷機時は特に音が煩くなり、始動性が悪くアイドリング不安定になってきたら重症です。
そうなる前に定期的なバルブ・クリアランスの調整をお勧めいたします。

原付スクーターは勿論、4スト・エンジン搭載バイクの殆どに必要なメンテナンスです。
心配な方!お気軽にご相談ください。

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