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2010年11月 5日 (金)

GSX-R1100修理-その1

1994年式「GSX-R1100」の修理依頼がありました。
20101105_1この車両も最近ネットオークションで入手した車両らしく、車検も新規に2年付けて納車されたそうですが、その翌日には、エンジンが掛からなくなったそうです。

最初は調子良かったエンジンは徐々に片肺のようになり、アイドリングしなくなったそうです。
またバッテリー上がりでもないのに、セルフスターターによるクランキングが時々不能となるそうで、燃料漏れも発生しているようでした。

今回もJAFで運ばれてきた車両を一旦お預りして、先ずは、燃料漏れの部位を特定する事にいたしました。

20101105_8最初にタンクキャップを外して内部を覗くと、さすが16年前のバイクだからか?それとも長期放置の為か?、タンク内面は酷く腐食し、赤茶け浮き上がったサビが大量に堆積していました。

燃料漏れの原因は疑う余地もなくなり、次にキャブレターを調べて診ると、やはり予想通り、フロートチャンバーの取付合わせ面から、燃料が漏れている事が確認できました。

20101105_9満タンにしていたらしい燃料は、ほとんど空で残っていなかった事から、このタンクのサビがキャブレター内に混入した事が原因して起きた、燃料のオーバーフローが発生していると断定し、一応念の為エンジンオイル量を調べると、予想は更に的中し、量が大量に増えている事から、オーバーフローした燃料がエンジン内部にも混入している事が判明しました。

これでセルフスターターでクランキング出来なかったのも納得で、エンジン内部に混入した燃料でロックしていたようです。

20101105_10エアークリーナーボックスにも浪波と燃料が混入し、フィルターはビショビショに濡れていました。

オイル切れ(潤滑不良)で回したエンジンは白煙モクモクでした。
金属表面やゴム製シール類が、どのくらい痛んでるのかは不明です。
また、燃料(ガソリン)混入による高圧縮で、大きなストレスの掛かったピストンやコンロッドなどに、どの程度の影響を与えているのか判りません。

お客様と協議の結果、後戻りはできないと云う事で、エンジンに関しては、今後の影響やリスクも残りますが、そこは宿命を背負っていただき、今回は極力丁寧にフラッシングを試み様子を見る事にして、キャブレターはオーバーホール(分解・清掃)。
問題のタンクは、内面のサビを極力落とせる限りの洗浄・除去を行い、コーティングを施して逃げる事といたしました。

つづく

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