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2009年9月27日 (日)

ブレーキ引き摺り

今日は、フロント・ブレーキの引き摺りを起こしている「LIVE DIO」の修理をしましたが、ここまで大変な作業に成るとは・・・・

20090927_1_2この「LIVE DIO」は、2000年式の「SK50MY」というモデルで、フロントが油圧ディスク・ブレーキのタイプです。お客様は、そのブレーキ付近からガシャガシャ異音がするとの訴えでのご来店でした。お預りして調べて診ると、ブレーキ・パットの摩擦剤が無くなり、それでも使い続けた為に鉄の台座まで削れ、その鉄の台座でディス20090927_3_2ク板を長く攻撃していた為、ディスク板表面もガタガタに減っていました。異音の原因はこれが主原因ですが、更に良く調べると、ブレーキ・ピストンも固着しています。ここまでは、良く有るパターンですが、更に酷いのは、キャリパー・スライド・ピンが長年の整備不良及び腐食の為、完全に固着して全く動かない事が判明しまし た。この時点でお客様にはキャリパーの交換をお願いしましたが、予算が出ないと云う事で、なんとかスライド・ピンの抜取りにチャレンジする事と成りました。

20090927_2_2ここからが大手術となりました。先ず全く動かないスライド・ピンのキャリパー・ブラケット・ネジ止め部の裏側からネジ部分を切削して、スライド・ピンからブラケットを切り離し。 次にキャリパーを温めながらプレス機でスライド・ピンをゆっくり抜き出しましたが、キャリパーに圧入されているガイド・ブッシュまで一緒に抜けてしまいま20090927_4_2した。荒れたキャリパー側圧入面と腐食してガイド面がガタガナのガイド・ブッシュを極力研磨して仕上げ、ガイド・ブッシュを再度キャリパーへ圧入して戻し、新しいガイド・ブッシュをセットして何とか大手術は成功いたしました。書くと簡単そうですが、時間にして5時間以上掛かっています。この他、キャリパー及びマスターのピストンやゴム部品等を交換して全ての作業は無事完了いたしました。スライド・ピンも滑らかに動く事を確認して、なんとか完成してますが、キャリパー側の荒れは残ったまま組付けてますので、完全な修理とは言えません。今後少なからず、この影響が出る場合や同じ症状が発生する場合もあります。今回も延命修理です。

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