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2009年7月28日 (火)

RGV-γ250SP復活大作戦-Ⅱ

2週間程前よりお預りしている「RGV-γ250SP」の続きです。

最初は、タイヤとフォーク・オイルの交換依頼で入庫された車両ですが、他にも色々不具合が有るようなので、ついでに診させて頂くこととなりました。

20090728_12年という長い間放置した車両は、セルフでエンジンが掛からなかったようで、お客様でバッテリーを新品に交換したそうですが、何故かそれでもスターターモーターが作動せず、仕方なく押し掛けでエンジンを掛けたそうです。エンジンは掛かったそうですが、5千回転以上の吹け上がりが悪く、どうも右側エンジンが正常に爆発していないと云う事で、引き続き当店で調査して行く事となりました。

スターターモーターが作動しない理由は直ぐ判りました。これは操作上の問題で、特に不具合が発生している訳では無いと云う事で、お客様に納得して頂きました。問題は、エンジンの方ですが、順番に診ていきました。先ず、スパーク・プラグですが、これはお客様自身で新品に替えているようですが、一応調べました。20090728_2正常に火は飛んでいましたので、同時にエンジン・コンプレッションも測りましたが、正常な値を示していました。次に、ラジエターの加圧テストも行いましたが、正常に保持できたので、エンジン内部への冷却液混入も無いようです。それから排気バルブの調整に狂いが有ったので調整して、放置期間が長かったので、キャブレターも分解しましたが、特にジェット類の詰まりは有りませんでした。一応念の為、分解清掃を行いジェット類のセッティング状態を見直し、リード・バルブの点検も行いましたが問題なしです。最後に同調が狂っていたので調整して、キャブレターを組付けました。この後エンジンを掛けて、左右の排圧を診ながらシビアな同調を取ろうとしましたが、不調だった右エンジンに合わせて行くと左がダメで、左に合わせると右がダメになり、丁度左右がバランス取れるところが無い事が判りました。ここで、直感的にセンター・シールが抜けてるな?と思い。裏付けを取る為に、又もや日頃大変お世話になっている、私と業界同期のスペシャル・メカニック(SUZUKI系バイク店勤務)に聞いてみると、やはり同意見でした。この部分は、100%断定する方法が無いのと、もしそうだとすると、かなり高額な修理になる為、更にメーカー・サービスへも問合せも致しましたが、この症状の場合、やはりセンター・シール吹き抜けの症状である事を確認する事ができました。

結局クランクシャフトのオイルシールの劣化による、クランク室1次圧縮漏れが原因と判明。これは、基本的には10年位でダメになるらしい。長期放置すると更に劣化は加速するらしいです。・・・・・・とっ云う事で、エンジン・フルOHになりました。続く!

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